- 「競輪選手の年収は?」
- 「競輪選手の人数は何人?一覧表で見たい」
- 「選手同士で殴り合いが起きる原因は何?」
そのような疑問に1つずつ丁寧に答えます。
本記事では、上記の悩みを解決した上で、歴代最強の競輪選手や、太ももが特に太い競輪選手についても解説しています。
競輪選手になる方法についても説明しているので、競輪選手を目指しているあなたも必読です。
最後まで読むことで、競輪選手という仕事について詳しく理解した上で、これまで以上に競輪を楽しめるようになるでしょう。
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競輪選手とは?年収や人数を解説
競輪選手は、自転車競技の一種である競輪に出場する選手のことです。
ここでは、競輪選手が全体で何人いるのか、年収はどれぐらいなのかを解説します。
競輪選手の年収は1,200万
競輪選手の年収は、平均で1,200万円前後と比較的高収入を得ていることがわかります。
S級S班の選手の年収は、1億円を超えることもあるため、全ての競輪選手はS級S班を目指し努力します。
しかし、競輪選手は「代謝制度」により競走得点が低いとクビになってしまうため、尋常ではない努力を続けなくてはなりません。
競輪選手の人数は?一覧表も紹介
競輪選手の人数は男女合わせて2,400人で、プロ野球選手(900人)やJリーグのサッカー選手(1,700人)と比べると、かなり多いことがわかります。
階級別に分けると、以下の通りになります。
階級 | 人数 |
---|---|
S級S班 | 9人 |
S級1班 | 211人 |
S級2班 | 468人 |
A級1班 | 519人 |
A級2班 | 527人 |
A級3班 | 456人 |
S級S班は9人で固定なので、これ以上増減することはありません。
成績の悪い選手は降格となってしまうため、階級を維持するのも至難の業です。
女子には階級が存在せず、人数は全体で135人ということがわかっています。
詳しくは、netkeirinの公開している一覧表をご確認ください。
成績を維持できないとクビ
競輪には「代謝制度」というものが存在し、良い成績を維持できないとクビになってしまいます。
クビにならないためにも、競輪選手は必死で成績維持・向上に努めなければなりません。
代謝制度の審査は半年に一度行われており、大事になるのが競走得点の高さになります。
以下の記事では、頑張り続けないとクビになってしまう、競輪選手の代謝制度について詳しく解説しています。
競輪選手は英語で「Cyclist」
競輪は英語で
- Bicycle race
- Bike race
と表現し、競輪選手のことは、
- Cyclist
- Professional cyclist
と呼びます。
それとは別に、オリンピックに登録されている日本発祥の自転車競技を、「Keirin」ということをご存じでしょうか?
ややこしいですが、Bicycle Raceは公営競技における競輪、Keirinはオリンピックにおける競輪だと覚えておきましょう。
両者の違いは、ラインが存在するかしないかの違いだけです。
公営競技の競輪(Bicycle Race)にはラインがありますが、オリンピックの「Keirin」にはラインがありません。
ちなみに、オリンピック競技「Keirin」に出場する競輪選手を英語では
- Keirin cyclist
- Professional keirin cyclist
と呼びます。
日本語 | 英語名 |
---|---|
(公営競技) | 競輪Bike race | Bicycle race
(公営競技) | 競輪選手Professional cyclist | Cyclist
(オリンピック) | 競輪Keirin |
(オリンピック) | 競輪選手Professional keirin cyclist | Keirin cyclist
競輪選手は年収が高くても稼げない?
競輪選手は稼げないという声がありますが、果たして本当でしょうか?
これは、競輪選手の出費が多いことからきた噂話です。
たとえば、怪我をしたときは自費ですし、社会保険でなく負担の大きい国民保険に加入する必要があります。
また、競輪用の自転車も自分で用意する必要があり、およそ50万円ほどコストがかかります。
競輪選手は「選手会」への入会を義務づけられており、レースに出場するたびに1,500円を納付しなければなりません。
選手会からはレースの賞金の10%を差し引かれるため、手元に残る金額はあまりないのではないのか?と考える人もいます。
しかし、競輪選手の平均年収は1,200万円、最も階級の低い選手でも500万円の稼ぎがあるため、庶民からすれば大きな出費ですが、競輪選手からみれば微々たるものです。
「競輪選手は稼げない」というのは嘘で、実際には稼げる職業であるといえます。
競輪選手同士の殴り合いの原因
競輪選手が殴り合いになるほどの争いをしたケースが過去にありましたが、それらの原因は以下の5点に絞ることができます。
- 選手同士が不仲
- ラインで裏切りが起きた
- 喧嘩走りをした
- トラブルメーカー
- 問題児
- 落車
それぞれ解説していきます。
元から不仲
元々仲の悪かった選手同士が同じレースに出場した際に、喧嘩に発展してしまうケースは少なくないようです。
例を挙げると
- 中山拓人選手と高本和也選手
- 木暮安由選手と諸橋愛選手
- 小原佑太選手と寺崎浩平選手
などは、不仲だといわれています。
しかし、実際には不仲ではなく、SNSに投稿した写真がファンの間で誤って解釈されたり、会見の発言に尾ひれがついたりということが原因で不仲と言われているケースも多いです。
ラインで裏切りが起きた
競輪にはラインが存在し、終盤まではチームで戦いを行う必要があります。
しかし、同じライン内でも裏切りを行う選手は存在し、裏切りが起きると殴り合いの喧嘩に発展してしまう可能性もあります。
ラインで裏切りが起きてしまう例や、そもそもライン自体が八百長だと言われている理由については、以下の記事をお読みください。
喧嘩走りをした
番手や先行のポジションを争うことを、競輪用語で「競り」といいます。
競りは、より良い位置を獲得することが目的で、競りの中でも特に激しくぶつかり合うのが「喧嘩走り」または「喧嘩屋走り」です。
喧嘩走りが原因で殴り合いの喧嘩になることもありますが、そもそも不仲な選手同士が私情を交えて、わざと激しい競りを行うことがあります。
喧嘩走りが原因で殴り合いになるというよりは、そもそも不仲同士の選手が殴り合いをする口実として、喧嘩走りを行うことが多いです。
問題児(トラブルメーカー)
競輪には、様々な暗黙のルールがありますが、そのルールを破るような問題児(トラブルメーカー)は殴り合いを起こす確率が高いです。
問題児(トラブルメーカー)は、そもそも競輪学校を卒業できないか、養成所内でしごかれて丸くなるケースが多いです。
しかし、しっかり指導されずに競輪選手になってしまうと、レース内外で問題を起こしてしまいます。
割合的にはかなり少ないとはいえ、殴り合いになった原因が問題児(トラブルメーカー)であるパターンは過去にあります。
落車
激しい「競り」や「喧嘩走り」の末に落車してしまうケースは、少なくありません。
落車の末に口喧嘩にとどまらず、殴り合いなどのトラブルに発展したこともあります。
基本的に、相手を落車させてしまった選手は落車した選手の見舞いに行きます。
これは競輪のルールというわけではなく、競輪界の暗黙の了解・しきたりだといえるでしょう。
歴代最強の競輪選手は神山雄一郎
「歴代最強の競輪選手は、一体誰なのか?」という質問に対してですが、「神山雄一郎 選手」だと答えておきましょう。
神山選手は、G1レースで16回優勝という快挙を成し遂げた、伝説ともいえる競輪選手です。
類型獲得賞金は28億7千万円を超え、G1以外でもG2レースで8回、G3レースで99回の優勝を果たしています。
1999年にグランドスラムを達成しましたが、以下の6つのレース全てで優勝したのは神山選手だけです。
- 日本選手権
- 高松記念杯
- オールスター
- 寛仁親王牌競輪
- 競輪祭
- 全日本選抜
生涯獲得賞金の金額も歴代1位で、2位とは9億円もの差をつけています。
神山選手の詳しい経歴や、その他の選手の年収や生涯獲得賞金を知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。
【男女別】競輪選手は足が命?太ももの太さランキング
競輪選手は足の太さ、厳密には太ももの太さが大切です。
太ももは選手の実力をあらわす1つの指標であり、太ももが太ければ太いほど強い選手だといわれています。
ここでは、太ももの太さランキングを男女別で発表します。
【男子】太ももランキングTOP3
まずは、男子選手の太ももランキングから発表です。
順位 | 選手名 | 太ももの太さ |
---|---|---|
1 | 黒川茂高 | 80cm |
2 | 小嶋敬二 | 74cm |
3 | 平原康多 | 67cm |
1位の黒川選手は、「ラオウ」との異名を持つだけあり、飛びぬけた太ももの太さを誇っています。
成人男性の平均の太ももの太さが52.5cmであることを考えると、その凄まじさがわかるのではないでしょうか。
【女子】太ももランキングTOP3
女子選手の太ももランキングTOP3は、以下の通りです。
順位 | 選手名 | 太ももの太さ |
---|---|---|
1 | 山本知佳 | 69cm |
2 | 神澤瑛菜 | 68cm |
3 | 岡村育子 | 67.8cm |
男子とは違い、女子選手の太ももには大きな開きがないようです。
成人済みの一般女性の太ももは、平均51.9cmだといわれているので、3人とも15cm以上太いことがわかります。
特に、一位の山本選手は69cmと、平均女性を17.1cmも上回る太さを誇っています。
競輪選手になるには?養成所について
競輪選手になるには、競輪学校といわれる養成所に通う必要があります。
卒業時に受ける資格検定に合格することで、競輪選手として活躍することが可能です。
資格検定自体は、競輪学校(養成所)に通わなくても受けることができます。
しかし、試験内容は養成所に通っていないとわからない内容となっており、そのため自力で競輪選手になれる可能性は限りなく低いといえるでしょう。
養成所にはいじめも存在するため、競輪選手になるには相当の覚悟が必要だといえます。
競輪選手になるための条件や、道のりについて詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
競輪選手の全てを解説:まとめ
本記事では、競輪選手の年収や人数・競輪選手になる方法などを解説しました。
- 競輪選手の平均年収は1,200万円
- 競輪選手の人数は男子・女子合わせて2400人
- 競輪には成績を維持できないとクビになる「代謝制度」がある
競輪選手は、とても稼げる職業ではありますが、怪我などのリスクがあります。
成績を維持しないと、代謝制度によりクビになってしまいます。
養成所の訓練は、過酷な上にいじめもあるため、相当な覚悟がないと競輪選手になるのは難しいといえるでしょう。
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