- 「競輪のワイドとはどんな車券?」
- 「ワイドの儲かる書い方や必勝法は?」
- 「オッズに幅がある理由を知りたい」
そんな疑問にお答えします。
この記事では、ワイドについての基本的な概要と、買い方やマークカードの書き方、儲かる必勝法について解説します。
他の車券とは違いオッズに幅がある理由や、転がしやボックスで全通り賭ける方法も説明しているので参考にしてみてください。
ワイドは、的中率が高い反面、回収率が低いというネックがありますが、本記事を最後まで読むことで回収率を高めた賭けができるようになるでしょう。
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競輪のワイドとは?
競輪には7種類の車券が存在し、賭け方や配当もそれぞれ違います。
ワイドとは、7種類ある車券の中でも「最も当てやすい=的中率が高い」車券です。
正式名称を「車番拡大二連勝複式」といい、「3着以内に入る車番を2つ」選びます。
2人の選手の着順は関係ないため、選んだ車番が1着と3着でも、2着と3着でも、1着と2着でも的中になります。
ワイドの的中率を他の車券と比較すると以下の通りです。
券種 | 7車立ての的中率 | 9車立ての的中率 |
---|---|---|
3連単 | 0.48% | 0.20% |
3連複 | 1.43% | 0.60% |
2車単 | 2.38% | 1.39% |
2車複 | 4.76% | 2.78% |
2枠単 | – | 3.03% |
2枠複 | – | 5.56% |
ワイド | 14.3% | 8.33% |
2枠単と2枠複の車券ですが、7車立ての場合には発売しないため的中率を掲載していません。
券種ごとに比較すると、ワイドの的中率の高さがよくわかります。
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【競輪】ワイドの必勝法?儲かる買い方を紹介
ワイドの必勝法とも呼ばれる、儲かる買い方について解説します。
ワイドは元から的中率が高いので、オッズを意識して賭けながら収支をプラスにしていくといいでしょう。
「当てることができればいい」という方は別ですが、ワイドでしっかり儲けたいという方は、ここで紹介する買い方を参考にしてみてください。
鉄板レースを避ける
1着と2着に入る選手が明らかで、展開が誰にでも予想できるようなレースを「鉄板レース」といいます。
鉄板レースは、当てやすいというメリットがありますが、オッズが低い、つまり払戻金が安いというデメリットがあるので注意です。
ワイドで儲けるには、鉄板レースを避ける必要があります。
鉄板レースではないレースを見極める方法は、次の項目で解説しているのでチェックしてみましょう。
一番人気のオッズが3倍ならOK
オッズが1.0となり、せっかく予想が当たっているのに賭け金がそのまま返ってきてしまうことを「元返し」といいます。
元返しは、ワイドで起きやすいため注意が必要ですが、オッズを見ることで対処することが可能です。
「1番人気のオッズが3倍以上」なら、レースが荒れやすい反面元返しを防げます。
荒れやすいレースでは、競輪場の特性や選手の成績などあらゆる条件を考慮した予想を立てることが重要です。
オッズが3倍以下のレースは鉄板決着となってしまうので、ワイドで当てても大きなリターンは期待できません。
1点から2点買いを基本にする
ワイドは当てやすい反面、「トリガミ」になりやすいことでも知られています。
トリガミとは車券をたくさん買いすぎて、たとえ的中しても払戻金を車券代が上回ってしまうことです。
トリガミを避けるためにも、購入する車券は1点、多くても2点を意識するようにしましょう。
特に人気選手2人に賭けるような場合は、オッズも低いことが予想されるので買い目点数を1点まで絞ることをおすすめします。
賭け金は1点1,000円以内
1点に賭ける金額を増やせばより多くのリターンが期待できますが、予想が外れたときのリスクが大きいため推奨しません。
ワイドという賭式は、賭け金によってオッズが変動するという特徴があるので、オッズ変動を防ぐためにも賭け金は抑えましょう。
1つの基準として、「1点につき1,000円まで」を意識して車券を購入するようにしてみてください。
その他のワイドで稼ぐコツについては、こちらの記事でも紹介しているのでもっと知りたいという方は覗いてみてください。
ワイドで稼ぎたい方は、競輪選手の競走得点も参考にすることを推奨します。
競輪のワイドで「転がし」はNG
「転がし」または「コロガシ」とは、1回目で的中した際に払い戻された金額を、そのまま2回目の賭け金に回す買い方です。
2回目でも的中した場合は3回目、また的中したら4回目と、的中が続く限り転がしを行います。
資金を次のレースへ次のレースへと転がす買い方のため、転がしと呼ばれています。
競輪のワイドにはさまざまな買い方がありますが、転がしはおすすめしません。
なぜなら、ワイドにはレースによってオッズに幅が生まれる「オッズ変動」が存在するからです。
オッズ変動は、1点の購入金額が増えると起こる現象のため、車券代を増やしていく転がしとの相性は最悪です。
競輪のワイドにおいて、転がしという買い方は絶対にNGであることを覚えておきましょう。
競輪のワイドは投票数が重要?オッズに幅がある理由
競輪のワイドは、レースごとに「オッズ変動」が起こる(オッズに幅がある)車券として知られています。
そのため、オッズ表を見ると以下のような表記になるのがワイドの特徴です。
3.0~4.0
これはオッズが3.0から4.0の間で変動するという意味で、この場合だとオッズの上限が4.0、下限が3.0になります。
なぜオッズに幅ができるのかというと、ワイドは着順を当てる必要がない分、複数の的中パターンが存在するからです。
的中の買い目は3通りあり、3着以内にゴールした選手の組み合わせによってオッズが決定します。
人気選手がゴールする鉄板レースでは3.0倍のオッズとなり、レースが荒れた結果予想外の決着となれば、オッズは4.0まで上がります。
これは人気選手の投票数が多いため、的中者1人あたりへの配分が少なくなることが理由です。
反対に人気薄の選手が3着以内に入ると、「投票数が少ない=的中者が少ない」ので、1人あたりの配当金が高額になります。
競輪のワイドのオッズに幅があるのは、的中パターンが複数存在するからで、オッズは投票数によって変動します。
最終的なオッズはレース終了後にわかりますが、予想の際は振れ幅の中央値(この場合は3.5ぐらい)が、そのレースのオッズだと考えて大丈夫です。
競輪のワイドにおけるマークカードの書き方
競輪の車券を買う際に必要になるのが「マークカード」です。
「マークシート」と呼ぶ人も多いですが、ここでは競輪公式サイトによる呼称「マークカード」で統一します。
ワイドにおけるマークカードの書き方はとても簡単なので、覚えておきましょう。
マークカードには、「通常マークカード」と「フォーメーション/ボックスマークカード」が存在します。
ワイドの場合は、どちらのマークカードを使っても大丈夫ですが、ここでは「通常マークカード」を例に解説します。
開催される競輪場をマーク
函 館 | 青 森 | 前 橋 | 取 手 | 大 宮 | 立 川 | 松 戸 | 千 葉 | 川 崎 |
平 塚 | 静 岡 | 岐 阜 | 大 垣 | 豊 橋 | 富 山 | 福 井 | 奈 良 | 玉 野 |
広 島 | 防 府 | 高 松 | 高 知 | 松 山 | 小 倉 ● | 武 雄 | 別 府 | 熊 本 |
マークカードの左側には、開催される競輪場一覧が書いてあるので、賭けたいレースの開催されている競輪場をマークします。
競輪場の名前の下にある長い丸( )を塗りつぶすだけなので、とても簡単です。
小倉競輪場で車券を購入する場合は、上記の例のように「小倉」と書かれている下の
を塗りつぶします。他の項目でも、このように塗りつぶして埋めていきましょう。
式別の「ワイド」をマーク
式 別 | 2 枠 複 | 2 枠 単 | 2 車 複 | 2 車 単 | 3 連 複 | 3 連 単 | ワ イ ド ● |
競輪場一覧のうえに、7つの賭式が横並びで表示されている「式別」という項目があります。
一番右側の「ワイド」をマークしてください。
他の賭式を間違えてマークしないように注意しましょう。
レース番号をマーク
レ | ス | ① | ② | ➌ | ④ | ⑤ | ⑥ | ⑦ | ⑧ | ⑨ | ⑩ | ⑪ | ⑫ |
「式別」の右側に「レース」という項目があり、1から12までの番号が並んでいます。
これはレース番号なので、賭けたいレースの番号を塗りつぶしてください。
上の表の場合は3がマークされているので、3レース目の車券を購入するときの例ということになります。
他の項目も同じですが、わかりやすいようにはっきりと太くマークするのがポイントです。
塗りが足りなかったりマークの線が細かったりすると、機械が読み取ってくれない可能性があります。
1着と2着の選手をマーク
「レース」という項目の下に「1着」「2着」「3着」という項目があるので、1着と2着の選手を予想しマークします。
1着 | 2着 | 3着(空白でOK) |
---|---|---|
❶②③④⑤ ⑥⑦⑧⑨ | ①❷③④⑤ ⑥⑦⑧⑨ | ①②③④⑤ ⑥⑦⑧⑨ |
ワイドは2着までを予想する車券のため、3着は空白で大丈夫です。
上の表の場合は、1着に1番、2着に2番の選手を選んだことになります。
「フォーメーション/ボックスマークカード」の場合は「★フォーメーション」と書かれている下に着順をマークできる場所があります。
購入金額をマーク
金額 | 単位 |
---|---|
⑳⑩⑤ ③②❶ | 万 千 百 円 円 円 ● |
最後に、マークカード右側の購入金額をマークします。
100円を賭けたい場合は、上記の例のように「1」と「百円」をマークしてください。
これでワイドにおける「++マークカード」の記入は、完了です。
マークする場所を間違えてしまうと、せっかく的中しても払戻を受けられないという事態になりかねません。
特に慣れてきた頃などは、記入した後にしっかり確認を行うなどして、記入ミスのないように気を付けましょう。
競輪のワイドでボックスは不利?全通り買った場合を検証
競輪のワイドを、ボックス買いした場合について解説します。
ボックスで車券を買うと的中率をさらに高めることができますが、同時にデメリットも存在します。
ワイドで全通り買った場合についても説明しているので、参考にしてみてください。
ワイドをボックスで買うメリットとデメリット
ボックス買いは、予想した車番(枠番)を軸に、他の複数の車番と組み合わせて買う買い方です。
あらゆるパターンに対処した買い方のため、「軸さえ勝てばレースがどんな結果になっても的中する」というメリットがあります。
他にもメリットがありますが、同時にデメリットも存在するので注意が必要です。
メリット | デメリット |
---|---|
穴車券を狙える 予想力が不要 | 的中率が高い予想力がつかない | トリガミになりやすい
ボックスで全通り買った場合を検証
以下の表は、ワイドにおいて「軸となる車番をいくつ選んだら買い目は何点になるのか」を表しています。
ワイドにおける軸と点数の関係 | ||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
軸の数 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
買い目点数 | 1 | 3 | 6 | 10 | 15 | 21 | 28 | 36 |
軸を増やせば増やすほど点数も多くなり、9車全てを選択した場合の買い目点数は36点になります。
1点につき100円分購入すると、3,600円で全通りの車券を買うことが可能です。
全通りの車券を買った場合のシミュレーションとして、車券代の合計172,800円に対する払戻金が97,490円だったというデータがあります。
収支はマイナスで、75,310円の赤字、回収率はわずか56.42%でした。
このデータを見る限り、競輪のワイドとボックスで全通り購入する買い方は相性が悪く、避けた方が無難だといえるでしょう。
競輪のワイドを解説:まとめ
競輪のワイドという賭け方について解説しました。
ワイドは最も当てやすい分、収支をプラスにするのが難しい車券です。
的中の喜びを味わえる車券のため、初心者や「なかなか当たらない」と自信を無くしている人に、おすすめの賭式でもあります。
しかし、「ワイドは稼げない」というのは嘘で、しっかりとポイントさえ抑えればワイドで稼ぐことは可能です。
大事なのは的中率と回収率のバランスなので、ワイドの的中率を少し落とす代わりに回収率を上げることを意識してみてはいかがでしょうか。
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