数々のポーカー大会で優勝経験を持つ、日本を代表するプロポーカープレイヤー。
WSOP(World Series of Poker)にも参加した経験があり、その実績と卓越したスキルから国内外で高い評価を受けている。
現在はカジノ業界の企業に勤めており、初心者から中級者に向けてテキサスホールデムの戦略をレクチャーすることで、ポーカーの楽しさと奥深さを広めている。
ポーカーには幾つもの立ち回りがあり、立ち回りを駆使する事で勝率を上げていくわけですが、初心者がつい使ってしまう悪い立ち回りの一つに「リンプ」があります。
上級者が使うと、非常に強い立ち回りとなるのですが、初心者が使ってしまうと悪手になりがちです。
本記事では、ポーカーの立ち回りの一つであるリンプについて解説していきます。
リンプをよく使っている初心者の方や、リンプの意味や戦略を知りたい方は、参考になるはずです。
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ポーカーにおけるリンプとは
まず、立ち回りの一つであるリンプについて解説していきます。
一体どういう立ち回りなのか、そしてどのような立ち回りとして認識されているのかを、順番に解説します。
リンプはプリフロップでレイズされていない状況下でコールする事
ポーカーにおけるリンプとは、「プリフロップでレイズされていない状況下でコールする事」を指します。
具体的にシチュエーションを見てみましょう。
状況としては、以下となります。
- プリフロップの状態
- 強制ベットにより、場に1ドル、2ドルが出ている
- 前の2人がフォールドしている
ここで3人目のプレイヤーがコールをした時、このコールはレイズが発生していない状態でのコールした事になりますので、このコールが「リンプ」となります。
立ち回りというより攻め方と言った方が正確かもしれませんが、リンプはレイズが発生していない状況下での、初めてのコールだということを覚えておきましょう。
一般的にビギナーのリンプは悪手だと言われている
立ち回りの一つとして有名なリンプですが、実は一般的にはビギナーのリンプは悪手と呼ばれており、歓迎されていません。
ビギナーのリンプが良くないと言われている理由については後ほど解説しますが、無料でプレイできるテキサスホールデムアプリなどでは、頻繁に初心者がリンプしている状況を見かけます。
リンプすると、とりあえずハンドを確認する事ができるため、ついつい初心者がやってしまいがちなプレイです。
逆に言えば、頻繁におこなうプレイヤーというのは初心者の可能性が高いため、実際にプレイしていても目立ってしまう側面もあります。
リンプそのものが悪手というわけではない
リンプを頻繁しているプレイヤーは、初心者の可能性が高いとお伝えしました。
あくまで可能性が高いというだけで、必ずしも初心者というわけではありません。
なぜならば、上級者がリンプを立ち回りとして活用している事があるからです。
リンプは立ち回りなので、リンプそのものが悪手というわけではありません。
しっかりとリンプについて研究し、メリットを最大限に活かして勝率を上げられるのであれば問題はありません。
多少の知識があるプレイヤーの中には、「リンプなんて初心者のやる事だから」と言い切ってしまう人もいるようですが、決してそうだとは限りません。
どの立ち回りにもメリットとデメリットがあり、それぞれの立ち回りが持っている特性があります。
リンプにも当然メリットがあるわけですから、使うプレイヤーによっては非常に強力な武器となるのです。
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どうしてビギナーのリンプは悪手なのか
それでは続いて、「ビギナーのリンプは悪手である」と認識されている要因について解説していきます。
リンプは簡単にできる立ち回りなので、初心者でも使いやすい一手です。
しかし、安易に使ってしまうと逆効果を生み出してしまう手であり、主な要因は幾つかあります。
それぞれの要因について、順番に解説していきます。
全プレイヤーをフォールドさせて降ろす事が不可能
ビギナーのリンプが良くないと言われている理由は幾つかありますが、大きな理由の一つに「全員をフォールドさせる事ができない」点が挙げられます。
どうして全員をフォールドさせる事ができないのか、理由は簡単でBBにフォールドという選択肢がないからです。
リンプによって、誰かは必ずコールなりレイズなりする事になりますので、全員を降ろして勝つ事ができなくなるわけです。
相手のハンドレンジが読みづらい
ビギナーのリンプが不利になる他の要因として、「相手のハンドレンジが読みづらい」点が挙げられます。
もし、リンプではなくレイズを仕掛ければ、相手のアクションによってある程度のハンドレンジを絞る事ができます。
たとえば、レイズに対して相手がコールしてきたのであれば、「この相手は弱いというわけではないけど強すぎるハンドというわけでもないんだな」とハンドレンジを予測できます。
レイズに対して相手がリレイズをしてきたのであれば、勝つのが難しい非常に強力なハンドである事が予測できます。
レイズではなくリンプをしてしまうと、そういったハンドの予測が立てられないので、立ち回りとして成り立ちにくくなってしまうわけです。
ビギナーのリンプは相手プレイヤーに意図がバレてしまっている
ビギナーのリンプが歓迎されていない一番の要因は、間違いなく「ビギナーのリンプは相手プレイヤーに意図がバレてしまっている」点だと、言っても過言ではありません。
初心者がリンプをする状況を考えてみると
「レイズをするほど強くはないけど、降りるにはちょっと惜しいかな…」
と思えるようなハンドであるケースが多いです。
つまり、様子見とも取れるようなアクションになりますので、相手からすれば「大して強くないハンドなんだな」と判断されて、対策を立てられてしまいます。
初心者にありがちなのは
「とりあえずフロップを見てみたい」
という判断からリンプをするというもの。
これは周りとの駆け引きだったり、仕掛けをしたりしているわけではないので、もはや立ち回りとは呼べません。
自分のことしか考えていない場合は、立ち回りというよりただのワガママだと言えるでしょう。
フロップを見てみたい、という欲望に駆られる気持ちはわからなくはないですが、ポーカーの勝負において重要なのは「勝つ事」であってフロップの中身ではないのです。
これらの初心者の意図は、他のプレイヤーにはバレていますので、簡単に対策されてしまい一向に勝つ事はできません。
初心者はリンプよりレイズやフォールドで立ち回るのが得策
以上の理由から、初心者プレイヤーは安易にリンプするのではなく、レイズまたはフォールドを選択するのが最も勝率が高くなります。
リンプをすると自分の判断を後回しにするばかりか、周りへの仕掛けをおこなう機会を失う事にもなるので、全く立ち回りとして成り立たないのです。
それならば、レイズをして相手の動向を探って勝負に出るための材料を揃えたり、はなから降りて次の機会に備えたりした方が、建設的に勝利を手繰り寄せる事ができます。
リンプを立ち回りで使うのは上級者になってから
これまで解説したように、初心者が安易にリンプを使う事は避けた方が賢明です。
上級者であればリンプの特性を理解し、大幅なメリットがあると判断して、立ち回りとして用いることは問題ありません。
上級者向けに、具体的なリンプの立ち回りについて解説していきます。
AAでトラップにかける立ち回り
上級者であれば、AAでトラップにかける立ち回りを用いるのも、有用な手の一つです。
ただし、誰もレイズしなかった場合は、たとえばAAの強いハンドでも27などの弱いハンドからツーペアを作られて負けてしまうなどといった、クラックされてしまうリスクを伴います。
当然、そのリスクを承知の上でのリンプ立ち回りとなりますので、そのリスクを大幅に上回るリターンを見込んでいる場合に使える立ち回りです。
SBオープンでの立ち回り
自分がSBの時は、実はリンプ戦略を活用できるケースでもあります。
少し構図がわかりにくいのですが、以下のような構図となります。
自分がSBにいる場合において、前のプレイヤー全員がフォールドしている状況で、リンプをする立ち回りです。
アミューズメントポーカーでよく見られる立ち回りですので、よくアミューズメントポーカーでプレイする方は、見た事があるかもしれません。
リンプ立ち回りの目的は、様々なハンドで参加する事によって、ポットを取る頻度を高くするのが狙いです。
つまり、高頻度で参加する事によって、ポットを取りにいく事を正当化するプレイとなります。
但し、当然ながら闇雲に参加してもメリットを活かせないため、どのハンドをレイズ参加して、どのハンドをリンプするのか、レンジの組み方が非常に難しいです。
レイズとリンプの判断を間違えると失敗するため、まさに上級者向けの立ち回りだと言えます。
相手がリンプしてきたら大チャンス
これは上級者向けというわけではないのですが、今までの解説を逆手に取ると、もし相手がリンプしていて、かつ相手が初心者である事が掴めたら大チャンスという事になります。
相手のハンドはそこまで強くない事がわかりますし、ましてやフロップを見たいからという理由ならば、相手には立ち回りというものが存在していない事になります。
相手のリンプを逆に利用して勝率を高められるようになったら、初心者は卒業できたと言えるのかもしれません。
ポーカーでリンプ戦略が活用できたら上級者の証!
ここまで、リンプ戦略の内容と初心者と上級者の戦略の違いについて解説しました。
リンプの立ち回りについてまとめると、以下となります。
- リンプとは、プリフロップでレイズが発生していない時にコールする行為を指す。
- リンプは初心者がやってもデメリットが強いため推奨できない。
- 上級者であればメリットを確信してリンプ戦略を活用することができる。
- リンプで立ち回るならメリットとデメリットの駆け引きが重要。
リンプは初心者お断りの戦略となりますが、上級者であればリンプを活用した立ち回りで勝率アップが狙えます。
自分の実力に合わせて、リンプを活用するべきか決めていくと良いでしょう。