ヘッズアップとはどんな意味？勝つためのポーカー戦略まとめ

ポーカーの実戦をある程度経験したことがある方であれば、大会などの情報で「ヘッズアップ」という言葉を、聞いたことがあるかもしれません。

ヘッズアップは普段はあまり遭遇しないかもしれませんが、トーナメントなどの大会ではヘッズアップを制しないと優勝できないため、今後トーナメント大会で活躍したい方は必ずおさえておく必要があります。

本記事では、ポーカーにおけるヘッズアップの意味合いや、ヘッズアップに関する戦略などについて解説します。

ヘッズアップについて名前は聞いたことがあるけど内容がよくわからない方や、将来トーナメント大会で優勝したい方は参考にしてください。

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ポーカーのヘッズアップとは

それではまず、そもそもポーカーにおける「ヘッズアップ」が、何なのか解説していきます。

ヘッズアップは、トーナメント大会を制するにあたって避けて通れない要素となりますので、これを機に理解を深めていきましょう。

ヘッズアップとは1対1の勝負

ヘッズアップとは、一言で言い表すと「1対1の対戦」のことを指します。

ポーカーのテキサスホールデムでは、基本的に6人であったり10人であったりと、割と参加人数が多い状況で勝負することが多いです。

たとえば10人が参加していても8人が降りてしまって、結果的に1対1での対戦になった場合、その状況はヘッズアップと言えるのです。

また、途中でヘッズアップになるのではなく、最初から1対1の対戦になっているケースもあります。

そのような場合は、必然的にヘッズアップ戦略をしっかりと組み立てないと、勝つのは難しいです。

ヘッズアップ時のプリフロップとポストフロップ

ヘッズアップ時は、プリフロップはSBからアクションを開始し、ポストフロップ（フロップ、ターン、リバー）はBBからアクションを開始するという独自のルールがあります。

これは複数人でおこなう場合には有効だった時計回りが使えないためであり、こういったヘッズアップならではのルールを知っておかないと、そもそもヘッズアップで戦えません。

ただし、その後はいつものテキサスホールデムと同じルールになるので、特殊になるのはプリフロップとポストフロップだけであることも覚えておく必要があります。

トーナメントのヘッズアップが基本ベース

ヘッズアップは、基本的に1対1での勝負となりますので、トーナメント大会においては必ずヘッズアップの戦略が必要となります。

普段の6人対戦と1対1の対戦が、同じだと思っている方が多いのです。

しかし、確率的に相手が良い手になっている可能性が低いため、広いレンジを考える必要があるなど、戦略は全く異なります。

同じ感覚で勝負してしまうと勝てるものも勝てなくなってしまいますので、トーナメント大会で勝ちたいのであれば、ヘッズアップ戦略を学ぶ必要があるのです。

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ヘッズアップで勝つためのトーナメント戦略

それでは、ヘッズアップで勝つためのトーナメント戦略について解説していきます。

トーナメント戦略には、SBプリフロップ、BBプリフロップ、ポストフロップとそれぞれ3つの状況に分けられます。

どの戦略も状況に応じて対応する必要があるものの、自分に合った戦略を探してみてください。

SBプリフロップのエニハンミニレイズ戦略

SBプリフロップにおけるエニハンミニレイズ戦略とは、ほぼ全てのハンドをミニレイズ（2BBレイズ）で、参加していく戦略となります。

ヘッズアップにおいては、バランスの取れた戦略となっており、GTO戦略の考え方に近い戦略です。

従って、意外にもミニレイズで参加する戦略は、ヘッズアップの基本戦略とも言い換えることができます。

もしもレイズ額を上げる場合には、ハンドレンジを狭めてBB側のリレイズオールイン戦略に、負けないようにしましょう。

長期戦になってきた場合、自分または相手のスタック量が10BB以下になると、リレイズオールインに弱くなってしまいますので注意が必要です。

SBプリフロップのエニハンリンプ戦略

SBプリフロップにおけるエニハンリンプ戦略とは、ほぼ全てのハンドをリンプで参加する幅広いレンジを持った戦略となります。

ハンドは、エニハンミニレイズ戦略と同じでミニレイズとなっており、レイズではなくリンプで参加するのが特徴です。

この戦略は、スタック量が10BB以下になっても有効な戦略であり、5〜6BBまでは有効です。

エニハンミニレイズ戦略からの切り替えで使うのも、有効だといえるでしょう。

但し、アクションの回数が増えるためミスする可能性も高まり、上級者向きの戦略ともいえます。

SBプリフロップのタイトレンジ＆リレイズオールイン戦略

SBプリプロップのタイトレンジ＆リレイズオールイン戦略とは、文字通りスターティングハンドのレンジを狭くして相手のレイズに対して、オールインを被せる戦略となります。

この戦略は、すぐにオールインしてくるプレイヤーに対してのカウンター攻撃となっており、直前に対戦相手がポットを大きく損失した時に使える戦略です。

但し、対戦相手がレイズやリレイズをおこなってくることが、前提となります。

そもそもカウンター攻撃で意表をつく戦略のため、使いどころをしっかりと見極めないと、上手く効果を発揮できないので要注意です。

SBプリフロップのいきなりオールイン戦略

SBプリフロップのいきなりオールイン戦略とは、プロフロップでオールインやフォールドする戦略を指します。

スタック量が少なくなった場合の王道の戦略であり、トーナメント戦でよく見かける機会も多いです。

レンジはある程度絞られるものの、BBがオールインにコールしすぎであればレンジを少し狭め、逆にフォールドしすぎならレンジを広げるなどの補正は必要になるでしょう。

ただし、10BB付近からしか使えないため、使うタイミングは見定める必要があります。

BBプリフロップにおけるリレイズオールイン戦略

BBプリフロップにおけるリレイズオールイン戦略は、AXとポケットを用いたリレイズオールイン戦略となります。

SBをエニハン戦略でレイズしてくるプレイヤーに対するカウンター戦略であり、相手の2BBレイズに対抗して25BBオールインを被せるのが特徴です。

全てのポケットと全てのAXをレンジとするのが、リレイズオールイン戦略の基本となります。

プロフロップで完結する戦略なので、ポジションの劣勢を打ち消せるのがメリットです。

ただし、コールレンジにAが入っていないため、ポストフロップではAハイボードに弱いことを覚えておきましょう。

ポストフロップにおける戦略

ポストフロップにおける戦略は特になく、普段のテキサスホールデムをプレイする感覚でプレイして問題ありません。

ただ、もしスタック量が多い場合には、相手のベットに対してフォールドかレイズのみで立ち回る「ノーコール戦略」を試す価値があります。

レイズに対して対戦相手が、よく降りるケースに絶大な効果を発揮する戦略なので、相手の動向を見ながら活用すると良いでしょう。

ヘッズアップにおける注意点

1対1の対戦となるヘッズアップですが、幾つかの注意点があります。

注意点をおさえておけば、より有利に立ち回れますので、参考にしてください。

ヘッズアップの勝率は50％なので運ゲーになりがち

ヘッズアップは1対1の勝負となりますので、勝率は単純に50％となります。

そのため運ゲーになりやすく、戦略が必ずしも有効になるとは限りません。

ヘッズアップ戦略には様々な戦略があるのですが、普段のテキサスホールデムより確実性が落ちてしまうことを覚えておく必要があります。

自分のプレイが正しいかどうかがわからない

ヘッズアップは運ゲーになりがちなので、自分のプレイが正しいからといって、格段に勝率が上がるわけではありません。

逆にいえば、自分が悪手を打ったとしても勝つ見込みは十分にありますので、戦略の最適解と結果が伴わないことが多々あります。

しかし、戦略を有効的に活用すれば勝率が上がるのは確かなので、常に最適解を打てるように練習するのが重要です。

トーナメント以外でヘッズアップ戦略を使うことはあまりない

ヘッズアップは1対1での対戦に限られるため、ヘッズアップ戦略は基本的にトーナメント用の戦略です。

使用用途はかなり限られますので、ヘッズアップ戦略を極めるのは上級者向けとも言えます。

しかし、普段のテキサスホールデムでもヘッズアップになる状況は、ゼロではありません。

ある程度実力が伴ってきたら、ヘッズアップ戦略を極めると良いでしょう。

ヘッズアップで勝つためのポーカー戦略まとめ

ここまで、ヘッズアップで勝つためのポーカー戦略について解説しました。

ヘッズアップのポーカー戦略についてまとめると、以下となります。

ヘッズアップ戦略は、主にトーナメント戦で威力を発揮する戦略ですが、普段のプレイでもヘッズアップに遭遇することがあるので是非マスターしましょう。

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