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オートレースは死亡事故の件数が多い!殉職者を一覧で解説【2025年最新】

オートレースは死亡事故の件数が多い?殉職者を一覧で解説【動画あり】
中本 智司 この記事の監修者 中本 智司

国際的に有名なカジノでフロアスーパーバイザーとして実務経験を積んだ後、現在はカジノ情報サイトの編集長として従事しています。

ブログでは、カジノゲームやパチンコ・パチスロ、公営競技、e-スポーツ等に関して解説しています。

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出身は、宮崎県です。

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  • 「オートレースの死亡事故一覧が見たい」
  • 「オートレースは死亡事故が多いのか知りたい」
  • 「2023年にオートレースの死亡事故が発生したか教えて欲しい」

そんなあなたの疑問にお答えします。

本記事では、オートレースの死亡事故と殉職者一覧をお見せした後で、オートレースが競馬や競輪などの公営競技よりも死亡事故が多いのかを調査します。

2023年に起きた事故で死者が出ているかも解説するので、最後までお読みいただければ幸いです。

この記事を読むことで、オートレースのリスクを正しく把握することができるでしょう。

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目次

オートレースの死亡事故と殉職者一覧【2025年最新】

オートレースの死亡事故と殉職者一覧

記録に残っているオートレースの殉職者を一覧で見てみましょう。

  • 中村政信
  • 佐藤正人
  • 坂井宏朱
  • 浅井孝祐
  • 黒岩明
  • 永井秀樹
  • 橋本和美

オートレースでは、96名の選手が事故により亡くなっていますが、事故の記録が残っているのはこの7名だけです。

ここでは、それぞれの死亡事故と無くなった選手について解説します。

中村政信

中村政信選手は、1999年12月23日に事故で亡くなるまで、オートレース選手として活躍しました。

死亡事故が起きたのは飯塚オートレース場で、中村選手は第11レースで花元初美選手に追突、落車してしまいます。

さらに松尾学選手が後ろから乗り上げたことで、全身を強打し救急車で搬送されました。

中村選手は飯塚総合病院で、33歳にしてこの世を去りました。

別府敬剛選手を弟子に、競艇選手の中村直喜選手を息子に持ちます。

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佐藤正人

比較的新しい死亡事故で亡くなったのが、会社員からオートレース選手に転職した経歴を持つ佐藤正人選手です。

事故が起きたのは2021年10月30日で、場所は川口オートレース場でした。

初日9Rを走っている際にバランスを崩した佐藤選手は、栗原勝測選手とぶつかり2人で落車してしまいます。

まもなくして、牧野貴博選手と伊藤正真選手が追突するという複合事故となり、佐藤選手は病院に搬送されるも、右側胸部外傷により51歳で息を引き取りました。

佐藤正人選手の生涯獲得賞金は約4億1300万円とのことです。

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坂井宏朱

デビューの際も亡くなった際も大きな話題となったのが坂井宏朱選手です。

オートレース選手養成所に入所した際にも、『潜入!リアルスコープ』(フジテレビ系列)や『Nスタ』(TBS)で取り上げられるなど、デビュー前からその存在はよく知られていました。

「44年ぶりの女性レーサー」として佐藤摩弥選手と共にデビューした坂井選手は、瞬く間に注目の的となります。

死亡事故が起きたのは、デビューから半年後の2012年1月15日のことでした。

坂井選手は船橋オートレース場で出走し、6着という結果をおさめた後、走行練習に参加します。

走り出してから第1コーナーで落車した坂井選手は、放り出される形でフェンスに激突し、後から飛ばされてきた自分のバイクとフェンスの間にはさまれてしまいます。

医務室に搬送されましたが、重度の全身打撲や頭蓋骨骨折により亡くなりました。

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浅井孝祐

1938年生まれの浅井孝祐選手は、事故の発生した2007年の時点で最古参の選手でした。

死亡事故は2007年1月2日に、川口オートレース場で起きてしまいます。

第3レースに出走した浅井選手は、インから外に流れた岡崎秀二選手と接触してしまい、落車します。

浅井選手は外周方向へ投げ出されますが、そこで後続の釜本憲司選手が衝突したとのことです。

釜本選手のバイクは浅井選手の頭部にぶつかり、浅井選手は意識不明のまま緊急搬送されます。

しかし治療は叶わず、重症頭部外傷により68歳で亡くなりました。

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黒岩明

フランケン3、ジャービス、クワン、スターク、ハンコック3という愛車を持つ黒岩明選手は、1999年にオートレース選手としてデビューします。

事故は2021年12月3日に、川口オートレース場で起きました。

「川口ナイトレース」2日目の第5レースにて、黒岩選手は他の選手の事故に巻き込まれてしまいます。

病院に搬送されるも、重症頭部外傷により45歳でこの世を去りました。

先ほど紹介した佐藤正人選手の事故が1か月前に起きているため、2021年はオートレースの歴史においても死亡事故が多かった年だといえるでしょう。

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永井秀樹

永井秀樹選手の死亡事故は2009年9月27日に起きました。

飯塚オートレース場の第7レースで他の選手の落車事故に巻き込まれた永井選手は、そのまま落車、後続車にぶつかってしてしまいます。

心肺停止となったまま緊急搬送されたものの、その後死亡が確認されたとのことです。

35歳で殉職した永井選手の死因は、頭蓋骨骨折および頭蓋底骨折でした。

橋本和美

将来有望だった橋本和美(はしもとかずよし)選手は、ファンサービスも積極的に行っていることもあり、ファンの多いオートレース選手でした。

死亡事故の起きた2006年度後期の適用ランクはA-19で、優勝回数は3回だったとのことです。

事故は坂井宏朱選手のケースと同じく、練習中に起きました。

後輪を空回りさせ落車した橋本選手に、後続の阿部剛士選手が激突します。

緊急措置の後、川口市立医療センターへ搬送され救命作業が行われますが、頸椎損傷により27歳という若さで殉職しました。

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オートレースは死亡事故が多い!件数を他の公営競技と比較

オートレースは死亡事故が多い!件数を他の公営競技と比較

オートレースは死亡事故が多いといわれますが、本当でしょうか。

ここでは、オートレースの死亡事故の件数を競馬・競輪・競艇(ボートレース)などの、他の公営競技と比較します。

競馬:20件

落馬による死亡事故は、これまでに20件確認されています。

直近の死亡事故は2022年に起きた藤岡康太騎手の落馬事故です。

これからも競馬における死亡事故は起こるでしょうが、公営競技には常に事故のリスクがつきまといます。

完全に安全な公営競技は、ないといっていいでしょう。

しかし、死亡事故の件数を比較すると、競馬は最も安全な公営競技だということができます。

競輪:50件

競輪の死亡事故は50件とされていますが、記録に残っていないだけで実際にはもう少し多いといわれています。

おそらく50件~55件の間だと推測されますが、ここでは50件とさせてください。

競輪の死亡事故は競馬や競艇よりも多いため、比較的リスキーな公営競技だといえます。

ただし競輪は行われるレースの数が多いため、割合でいえばそこまで死亡事故の確率は高くないのではないでしょうか。

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競艇:33件

競艇(ボートレース)における死亡事故は33件です。

調べてみると、転覆後に後続の艇が追突してしまい、死亡事故につながるケースが多く確認できました。

ぶつかるだけなら大事には至らないケースもありますが、スクリューに巻き込まれたら一巻の終わりでしょう。

競艇の死亡事故は比較的件数が少ないものの、割合でいえば2年に1度も死亡事故が起きているということになります。

直近の死亡事故は、2022年11月にボートレース宮島で中田達也選手が亡くなった事故です。

最も多く死亡事故が起きている競艇場はボートレース若松で、4件でした。

オートレース:96件

オートレースの死亡事故は、今日までで96件起こっています。

事故の多くはダート時代のもので、コースがアスファルトになってからは格段に事故の件数が減ったとのことです。

そのためオートレースの死亡事故が多いというよりは、「ダートトラックでの死亡事故が多かった」といえるかもしれません。

しかし、オートレース場は全国で5つしかありません。

事故の割合でいえば、やはりオートレースの死亡事故は最も多いといえるでしょう。

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オートレース女性選手の死亡事故一覧

女性選手の死亡事故一覧|オートレース

これまで、オートレースの死亡事故は96件起きていることがわかりました。

過去のデータを確認する限り、女性選手の死亡事故は4件のみです。

  1. 坂井宏朱
  2. 寺岡ちず子
  3. 名前不明
  4. 名前不明

1人は先ほど紹介した坂井宏朱選手で、もう1人はオートレース草創期である1979年2月に亡くなった寺岡ちず子選手です。

残りの2人の女性選手については、名前が確認できませんでした。

かなり昔に起きた事故だと推測されるので、ダート時代に起きた事故である可能性が高いです。

寺岡選手は、坂井選手と同様に練習中に落車し亡くなったとのことでした。

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2023年・2022年に起きたオートレースの死亡事故【動画あり】

2023年・2022年に起きたオートレースの死亡事故

2024年は、幸いオートレースにおいて死亡事故は起きていません。

ここでは、2022年と2023年に起きたオートレースの死亡事故について取り上げます。

2023年:大きな事故が起こるも死者はゼロ

2023年には、5人の選手が一気に落車するという危険な事故がありましたが、死亡事故には至りませんでした。

一歩間違えれば複数人が亡くなっていても不思議ではない大きな事故だったので、死者が出なかったのは不幸中の幸いといえるでしょう。

動画にて大事故のあったレースが確認できます。

4分50秒を少し過ぎたあたりで事故が起きるので、興味がある方は以下の動画から確認してみてください。

2022年:バイクと接触し従業員が死亡

2022年には、オートレースでの死亡事故が1件起きています。

亡くなったのは選手ではなく、トラックで働いていた従業員でした。

まず、走っていた2台のバイクが接触し、選手たちは落車してしまいます。

落車した選手は右足を怪我するだけで済みましたが、その後が大変でした。

選手のバイクは勢いよくトラックの内側へと滑っていき、従業員に激突したのです。

従業員は病院に搬送されましたが、死亡が確認されました。

公営競技で従業員が事故に巻き込まれて亡くなるのは、これが初めてです。

事故の様子は、以下の動画をご覧ください。

まとめ:オートレースの死亡事故一覧【2024年最新】

オートレースの死亡事故一覧:まとめ

本記事では、オートレースの死亡事故をまとめました。

  • オートレースの死亡事故は96件、うち女性選手4件
  • オートレースは他の公営競技よりも死亡事故が多い
  • 2022年に起きた事故では従業員が亡くなった
  • 2023年には大きな事故があったものの、幸い死者は0名だった

オートレースは死亡事故が多い公営競技のため、今後も事故が起きてしまうことは避けられないでしょう。

ダート時代と比較して安全にレースが行われるようになったからといって、決して安心できるものではありません。

より安全にレースが行われ、そして1人でも多くの命が救われることを祈るばかりです。

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オートレースは死亡事故の件数が多い?殉職者を一覧で解説【動画あり】

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この記事を書いた人

佐藤 浩二のアバター 佐藤 浩二 Webライター

公営競技の運営スタッフとして10年以上の経験を積んだ後、公営競技専門のWebライターに転身。競馬、競輪、ボートレース、オートレースなど、様々な公営競技において、競技の運営から賭け方、戦略に至るまで幅広い知識を保有。その期間中、数十万のファンと接し、イベントの企画・実施に携わり、多くの成功を収めた。

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