ポーカーのマナーとは？違反行為や適切にプレイする方法を解説

ポーカーは、何をしてもいいというわけではありません。

テーブルの中では様々なルールが存在しており、ルールを守らなかったプレイヤーに対して、厳しい対応を取るケースがあります。

細かいところにまでルールが用意されていることを踏まえて、全ての禁止ルールを覚えておかなければ処分される可能性が、高くなってしまうのです。

この記事では、ポーカーのマナーについて解説していくほか、マナーを守らなかった場合に発生する問題点について解説していきます。

マナーを守らないプレイヤーは失格の可能性あり

ポーカーには、多数のマナーが存在しますが、マナーを守らないプレイヤーに処分を与える傾向があります。

マナーを守らなかったプレイヤーには、警告処分などを与えて注意していますが、何度も繰り返している場合は次の処分が適用されます。

最悪の場合、ルールを守らなかったプレイヤーは退場処分となってしまい、テーブルに座ることすらできなくなってしまいます。

大金をかけたゲームをプレイしている場合、マナーを守っていないだけで退場させられるのは極めて厳しいもので、守らないのは絶対許されないのです。

ポーカーのマナーは、特に実際のテーブルに座っている時に適用されるものとなっていますので、オンラインとは異なるものが適用されている部分にも注意してください。

ポーカーで採用されている基本的なマナー

ポーカーで採用されている基本的なマナーについては、次のような項目が存在します。

かなりマナーは多くなっていますが、基本的なルールが主体となっていますので、しっかり覚えて対応するようにしましょう。

自分のカード情報を勝手に言ってはいけない

自分が持っているカード情報を、勝手に言うことは許されません。

たとえば、自分がAAを持っている時、相手にプレッシャーをかけるために「AA持ってるんだ」という発言をすると、明確に違反行為となり処分されてしまいます。

自分のカード情報は非公開であり、最後にオープンするまで隠していなければならないのが、ポーカーのルールです。

ただ、相手から聞かれた場合、持っているような雰囲気を見せる行為は認められています。

項目	詳細
自分のカード情報を公開する	違反行為
相手の質問にそれっぽく答える	認められる

質問されたときに返答し、持っているかもしれないという情報を出すのは、決して違反ではありません。

完全に違反されているのは、自分からカードを持っている情報を公開し、相手にプレッシャーをかけて降ろすような行為です。

相手のプレイに口出ししない

相手のプレイに口出ししてはいけません。

たとえば、相手がレイズした場合に、横から「レイズなんておかしいことしてはいけない」と話した場合、マナー違反として処分されてしまいます。

相手のプレイは、自由に行っていいものとなっていますので、勝手に口出しするような行為は決して認められないのです。

項目	詳細
相手のプレイに口出し	違反行為
相手のプレイを見て関係ない話をする	認められる

相手のプレイは、全て認めておく必要があることから、口出ししないようにしましょう。

どうしても相手と話すことになる場合は、相手のプレイに関係しない話をするか、手札を予想するようなイメージで話をするなどの対応が必要です。

間違っても、相手にダメージを与えるような発言をしないように気をつけてください。

スローロールをしない

スローロールと呼ばれる行動を取ってしまうと、明確な違反行為となり退場処分を受ける可能性が高まります。

スローロールというのは、手札をゆっくりと公開するような行動であり、もったいぶるような行動を取っていくものです。

一見すると、相手にプレッシャーを与えたり、ドキドキさせる効果を持っているように思われますが、実は侮辱行為に該当します。

スローロールは、絶対にしてはいけないものとなっており、相手に公開する場合はすぐに手札を見せるような状況を作らなければなりません。

項目	詳細
持っている手札をすぐ公開する	違反ではない
持っている手札をすぐ公開しない	スローロール扱いで違反

スローロールは、相手に対して明確なダメージを与える行動となっていることから、テーブルのポーカーでは違反です。

行っているプレイヤーには厳重注意が課せられる他、何度も繰り返しているような状況が起きていると、退場処分になってしまいます。

ストリングベットをしない

ストリングベットを行うのも禁止されています。

ストリングベットというのは、1回目のベットを行った後、相手がベットする前にもう少し上乗せしてベットしたいという行動を取ることです。

たとえば、300ドルのベットをした後、相手が考えている間に200ドルのベットを追加するという行動は、ストリングベットにより禁止されています。

2回にわけてベットする方法は、基本的に駆け引きでかなり有利な状況を作ってしまうことから、絶対にポーカーでは認めていません。

項目	詳細
1回の行動で2回ベットする	違反行為
相手の行動を見て2回目のベットを行う	問題なし

認められているのは、1回目のベットで高額な賭け金を提供するか、相手のレイズに対してもう1度レイズするような形でベットする方法です。

認められていないストリングベットを行ってしまうと、迷惑をかけてしまうことから退場させられる可能性があります。

離席する場合も時間は削られる

ポーカー中は、何らかの形で離席したいと考えている場合、席を外しても構いません。

席を外した場合、相手の行動時に移動しても構いませんが、自分がベットするタイミングまでに戻ってこられなかった場合、時間は勝手に削られてしまいます。

離席している間に時間が無くなった場合、そのゲームには参加できなくなり、フォールドしたものと判定されます。

項目	詳細
離席して時間オーバーした	ベットできない
離席したものの時間以内に戻ってきた	ベットできる

離席後に戻ってきて、時間切れなのでベットできませんと言われた後、文句を言ってベットさせるように要求させる行為は禁止されています。

全ての判断は、ディーラー側が決めているものですので、ディーラーの指示には従わなければなりません。

ルールを守らないでベットするような行動を取ってしまうと、退場処分を受けてしまう可能性があります。

降りた時にカード情報を公開しない

降りた時にカードを公開する行為は、禁止されています。

手札があまりにも弱い場合、フォールドを選択して降りるという方法が使われていますが、この時点でカードを公開する行為は認められていません。

降りる際はカードを伏せ、何を持っているかわからない状態で捨てなければならないという明確なルールがあることから、守らなければなりません。

項目	詳細
降りた時に手札を公開する	違反行為
降りた時に手札を伏せて渡す	問題なし

手札がわかってしまうと、残りのカード枚数から何が出てくるのか大体予想できることから、プロであれば簡単にカードが予測できてしまいます。

手札情報を公開しないように求められているポーカーでは、絶対に降りる際も伏せて降りるようにしてください。

間違って公開した場合は注意を受ける他、何度も繰り返した場合は退場させられてしまいます。

公開したカードは全員に見せる

公開することになったカードは、全員に見せなければなりません。

たとえば、自分がAを持っていることを証明することになった場合、隣のプレイヤーだけがわかるように公開する行為は認められていません。

手札を見せることになった場合、平等にプレイヤーが判断するために手札を分かりやすい場所で公開し、全員が見られるようにしなければならないのです。

項目	詳細
手札を隣だけにわかるよう見せる	違反行為
手札を全員が見えるように見せる	認められる

駆け引きの中で手札を見せることになった場合、全員がわかるように見せなければ違反行為になってしまいます。

手札がわかるように公開するのは、プレイヤー全員が取らなければならない行動です。

間違っても特定のプレイヤーだけが有利になるような状況は、作らないようにしましょう。

チップを分からない場所に置かない

ポーカーのチップは、基本的にわかる場所に置き、全ての人が把握できるようにしてください。

ポーカーではチップが最重要なものとされており、チップを持っているプレイヤーがどれだけいるかなど、ディーラーは全ての情報を確認しています。

チップについては、わかるような場所においてベットし、ディーラーが回収できる状態にしなければなりません。

わからない場所にベットする、または適当な場所に隠しておくなどの行為は、チップをごまかす行為として違反になっています。

項目	詳細
チップを隠す	違反行為
チップを公開する	問題なし

チップはテーブルでわかりやすいように配置し、全てのプレイヤーとディーラーがわかるようにしてください。

間違っても自分だけが把握しているから問題なし、という状況だけは作らないようにしましょう。

プレイ中のスマホ操作は禁止

プレイ中にスマホ操作は、禁止されています。

ポーカーに参加しているプレイヤーは、全てスマホを使わないように求められており、利用している段階で即退場処分となってしまいます。

スマホを使って退場させられてしまう理由は、次の問題が起きてしまうためです。

ディーラーとしても、ポーカーは紳士的な行動を取るように要求していることから、全ての電子機器は利用を禁止しています。

勝手にスマホを操作する、または電話に出るなどの行為は認められていませんので、操作する場合は離席するなどの対応が求められます。

ただ、大きな大会になるとスマホは使えなくなってしまうことから、離席しても使わせてもらえないような状況になるので注意してください。

話す場合は全員にわかる言語を利用する

他のプレイヤーと話をする場合、全員にわかるような言語で話さなければなりません。

海外のポーカー大会では、英語で話すことが基本とされており、特定のプレイヤーだけがわかるような言語で話すのは禁止されています。

言語が英語などの共通語に限られているのは、不正行為などの問題を回避するためです。

特に韓国で行われている大会に参加している場合、日本人が日本語で話すというケースが多くなっていますが、実際には禁止事項に入っています。

話す際は、英語などを利用することが求められることから、なるべく英語について勉強してから大会に参加するなどの対応を取らなければなりません。

ポーカーのマナーに関するよくある質問

ポーカーのマナーに関する質問の中から、特に見られる質問内容について見ていきます。

まとめ：ポーカーのマナーは楽しくプレイするために重要！

ポーカーのマナーは、楽しくプレイするために重要なものです。

カジノのポーカーであれば、ある程度のマナーを守っていれば問題ありませんが、大会に参加する場合にはマナーを守るのは必須です。

全てのプレイヤーが楽しくプレイするためにも、しっかりマナーを覚えてから行動するようにしてください。

マナー違反で大会に参加できない、ポーカーのテーブルから外されるという行為を取られないようにするためにも、基礎的なことは覚えておくのが望ましいのです。