入金不要ボーナスをゲットしよう!

ポーカーのエクイティとは?基本知識とゲームでの活用方法を解説

ポーカーのエクイティとは?基本知識とゲームでの活用方法を解説
クイーンカジノブログ編集部 この記事の監修者 中本 智司

国際的に有名なカジノでフロアスーパーバイザーとして実務経験を積んだ後、カジノ情報サイトの編集長として転身。

カジノ運営のあらゆる側面に精通し、特にゲーム管理、顧客対応、イベント企画において卓越した成果を上げる。

これまでの経験を活かし、カジノゲームの戦略、業界の最新ニュース、法規制の更新といった幅広いテーマを扱うサイトを監修している。

ポーカーは、5枚のカードで成立する役の強さを競うテーブルゲームです。

現在、カジノで主流は2枚の手札と5枚のコミュニティカードを使用して、役を組み立てるテキサスホールデム。

ホールをプレイした際に、勝利の確率を示唆する数値が、エクイティです。

エクイティは、ポーカーポットに貯められた賭け金に対する、一定の条件のもとで獲得できる比率です。

エクイティの基本を理解することで、ポーカーゲームでの戦略的な状況判断力が向上し、勝てる見込みが高くなります。

本記事では、ポーカーのエクイティの基本的知識と数値例、活用のポイントを詳しく解説します。

新クイーンカジノポーカーゲームの画像

\入金不要ボーナスをゲットしよう!/

目次

ポーカーのエクイティとは?

ポーカーは、5枚のカードの並び方で役を作り、その強さを競うトランプのゲームです。

ポーカーゲームに関するイメージ画像

5枚のカードを手にもってカードをチェンジしながら、役を作るクローズドポーカーは、日本でもカードゲームとして親しまれています。

しかし、現在世界のカジノで主流となっているのは「テキサスホールデムポーカー」2枚の手札と、5枚のテーブル上に公開されているコミュニティカードとの組み合わせで役を作ります。

公開されているカードを組み合わせることで、より戦略的なゲームが展開されます。

ホールデムポーカーのゲーム戦略のベースとなるのが、エクイティです。

エクイティとは、プレイヤーがゲームで確率として獲得可能な賞金の数値です。

エクイティの基本知識を習得し、利用方法を知ることでポーカーの戦略が大きく広がります。

エクイティとは

出典:ポーカーの沼

エクイティとは、プレイヤーの勝率をもとに計算をした、ポットの中にある賞金のプレイヤーのハンドに応じた取り分を表した数値です。

エクイティ=ポットの大きさ×勝率

結果として、プレイヤーが勝つ確率である勝率と、近似した数値となります。

エクイティでは勝ち負けの確率だけではなく、ドロー(引き分け)の場合も確率も加味されます。

そのため、エクイティの数値は「ポットの分配率」と解釈したほうが、より正確な理解です。

エクイティは、プレイヤーと対戦相手のハンドによって常に変動します。

一つのゲームの中でも、一定ではありません。

エクイティの基本を習得すれば、現在の自分自身と対戦相手の勝てる見込みを推測して、より戦略的なアクションが選択できるようになります。

エクイティの役割

エクイティは、勝率と連動した数値ですが勝つ確率ではありません。

あくまでのハンドの状況に応じて、ポットの中の賞金がどれほど獲得できるかを予測した比率数値です。

勝率が高ければ、エクイティもアップします。

逆にいえば、エクイティが高ければ勝てる確率が高くなる、という表裏一体の関係です。

エクイティを知ることで、プレイヤーは

  • レイズすべきか
  • コールすべきか
  • フォールドするべきか

などの戦略的な選択を、より精度を高めて判断することができるようになります。

たとえば、自分自身のエクイティが高いと判断できれば、積極的にレイズをして相手をフォールドに追い込む戦略が選択できます。

逆にエクイティが低いのであれば、損失を最小限にとどめるためにフォールドする、あるいはブラフを活用して勝負をかけるなどの選択肢を検討します。

エクイティが果たす役割は、以下のとおりです。

ハンドの強度を知る

プレイヤーのハンドとコミュニティカードの組み合わせから、勝率を導き出したうえでエクイティを把握することで、勝てる見込みを知ることができます。

戦略を決定する

エクイティの数値は、積極的ベットかもしくはフォールドするかの判断指標になります。

エクイティが高ければ積極的にベットし、低い場合はフォールドの選択も戦略のひとつです。

相手のレンジを評価する

対戦相手のハンドレンジを推定し、その上でプレイヤーのエクイティを計算します。

対戦相手と自分自身の強さの客観的な比較検討に、役立ちます。

リバーでのアクションを決定する

リバーでの最終的な判断が勝負を決定する場合も、少なくありません。

エクイティの正確な把握が、リバーでのアクションの重要な手がかりになります。

エクイティはポットサイズの取り分の比率

昔のカジノでは、ポーカーのゲーム中はチップをテーブルに置いたポット(壷)の中に入れていたので、賞金の合計額をポットと呼んでいます。

ポットサイズとは、そのポットに入れられたベット金額の合計をさす言葉です。

ポットサイズが大きければ、勝てば多くのチップを獲得し、負ければ損失が大きくなります。

ポットサイズが大きい場合には、強いハンドを持つプレイヤーはより積極的な仕掛けが可能になり、弱いハンドの相手をフォールドに追い込む事が可能になります。

エクイティは、ポットの取り分を表した数値です。

ポットサイズが大きくて、かつエクイティが高い場合にはプレイヤーが勝てる確率が大きいと判断できます。

大きいポットサイズでエクイティが高ければ、勝負に打って出るチャンスといえるでしょう。

勝率との違い

エクイティは、ポットの取り分を表す比率数値ですが、結果として勝てる確率の指標ともいえます。

それでは、勝率との違いはどのように捉えればよいのでしょうか。

  • エクイティ:特定の状況でのポットの賞金をどれくらい獲得できるかの数値
  • 勝率:プレイヤーのハンドが相手の手札に対して勝利する確率

エクイティは、そのゲームでのポットの獲得に対する期待値を示すもので、対する勝率はシンプルに相手に勝つ確率です。

エクイティは、ゲーム全体を考慮した客観的な状況判断のための指標であり、勝率は相手の手札の強さによって変動します。

エクイティは、ゲームの流れに応じた長期的視点の数値であり、勝率は短期的な勝負の確率といえるでしょう。

\ 入金不要ボーナスをゲットしよう /

エクイティの計算方法

エクイティの計算方法

エクイティは、ゲームの状況を判断するための客観的な指標となる数値です。

しかし、エクイティは場の状況に応じて変動するので、臨機応変に把握しなければなりません。

実際のゲームでの、エクイティの計算方法を解説します。

エクイティの計算式

エクイティを具体的な事例で考えてみましょう。

プレイヤーがフロップで勝率70%の強いハンドを持ち100ドルをベットし、対戦相手がコールすればポットサイズは200ドルです。

この場合のエクイティは、200ドル×70%で140ドルとなります。

100ドルのベットに対して、40ドルの利益が期待できます。

しかし、実際のプレイではこれほど単純ではありません。

ゲームの場面でのエクイティを計算する場合の手順は、以下のとおりです。

計算する際の流れ
  1. プレイヤー自身と相手の手札の推測から可能な組み合わせを推定する
  2. プレイヤーが勝つために必要なカードを特定する
  3. 必要なカードのシューに残っている枚数を把握する
  4. 計算式に沿ってエクイティの比率を算出する
エクイティ比率の計算式

エクイティ =必要なカードのアウトの数÷残りのカード枚数

たとえば、あなたが必要なカードが5枚アウトされていて、残りのカードが47枚の場合は約10.64%となります。

この比率でのポットサイズの取り分が、エクイティとなります。

エクイティの計算に便利なツール

エクイティの手動での計算方法は、複雑です。

特に初心者が計算するのは、かなりハードルが高いでしょう。

エクイティの計算には、必要な条件を入力すれば数値を算出してもらえる、便利な計算ツールがいくつかあります。

  • エクイラボ(Equilab)
  • NTポーカー(NTporker)
  • ポーカー計算アプリ(android、iphone版)
  • ポーカーアカデミィ(Poker Academy)

初心者にもおすすめの計算ツールはエクイラボ、エクイラボでは特定のハンドに対してだけではなく、ハンドレンジでのエクイティ計算が可能です。

【ハンドレンジ】
プレイヤーが手札から成立させる可能性がある役の範囲、相手のハンドレンジの推測が次のアクションを決める手がかりになります。

わかりやすいデザインで初心者でも直感的な操作が可能、学習するためのトレーナープログラムも用意されています。

トレーナープログラムのイメージ画像

エクイティの数値例

エクイティの数値例

対戦相手のベットにコールするために望ましい勝率は、以下のとおりです。

ポットサイズによって変動します。

ポットサイズ望ましい勝率
ポットベット33%以上
2/3ポット29%以上
1/2ポット25%以上
1/3ポット20%以上

プリフロップでのハンドに応じた勝率は、以下のとおりです。

ヘッズアップ、つまり1対1の対戦の際の数値です。

ハンド勝率
AA85.3%
KK82.4%
QQ79.9%
JJ77.5%
TT75.1%
9972.1%
8869.1%
AKs67.0%
7766.2%
AQs66.1%

ポーカーはエクイティの奪い合い

ポーカーはエクイティの奪い合い

ポーカーのエクイティとは、ポットの取り分の比率です。

エクイティが大きいほど、勝てる見込みが大きいことを意味します。

いわば、ポーカーとは対戦相手とエクイティを奪い合うゲームといえるでしょう。

エクイティを活かす最初のチャンスは、プリフロップの段階。

もしも、強いハンドを手にしているならば、積極的にレイズしてエクイティをより多くするチャンスです。

プリフロップでレイズすることにより、様々なメリットが生まれます。

メリット
  • 他のプレイヤーのフォールドを誘う
  • プレイヤーのハンドが強いと思わせる
  • 積極的に勝負に出ていると認識させる

ただし、レイズに対して相手がさらにレイズをする場合には、相手のハンドがさらに強いことも考慮しなければなりません。

自分のエクイティを増やす

プレイヤーのエクイティを高めるコツは、主に以下の3点です。

  • プレイヤーのハンドの強さを客観的に評価する
  • 強いハンドであれば積極的にベットする
  • ドローとなる可能性も考慮する

積極的なレイズでフォールドする人数が多ければ、それだけエクイティはアップします。

ただし、エクイティを増やす最も確実な方法は、強い役を成立させることです。

相手のエクイティを減らす

自分自身のエクイティをアップさせると同時に、対戦相手のエクイティを下げることも、ポーカーの戦略として有効です。

対戦相手のエクイティを下げる最も効果的な方法は、対戦相手をフォールドに追い込むこと。

プリフロップ以降でも積極的なベットを続ければ、相手の手は鈍り判断ミスを誘発することにつながります。

相手のエクイティが下がるほど、プレイヤーの優位性が高まります。

ブラフとエクイティの関係

ブラフとエクイティの関係

ブラフとは簡単に言えば、「ハッタリ」です。

プレイヤーのハンドが弱くてもエクイティが大きい、つまり強いハンドと錯覚をさせて相手を惑わすのが、ブラフ戦略です。

相手が積極的なレイズを仕掛けずに、弱気にコールをしてくるのであれば、プレイヤーのエクイティはそれだけアップすることにつながります。

最終的に対戦相手全員がブラフに引っ掛かってフォールドすれば、ポットはプレイヤーが100%獲得できます。

ただし、ブラフ戦略はそう何回も使えるものではありません。

対戦相手も常に同様の戦略を駆使しているので、見破られることも少なくはありません。

ブラフとは、プレイヤー自身が勝てる見込みがあるエクイティが、獲得できている時こそ有効な戦略です。

対戦相手がフォールドすることにより、獲得できるエクイティをフォールドエクイティ(Fold Equity)と呼びます。

たとえハンドが弱いとしても、相手がフォールドすればポーカーでは勝利です。

プリフロップでのエクイティが低いとしても、相手がフォールドする可能性があると判断できれば、ブラフと積極的なベットでフォールドエクイティの獲得が可能です。

そのためには、相手のハンドレンジからエクイティを予測する必要があります。

ブラフ戦略を最大限活かすためにも、エクイティの基本を知ることが重要!

ポーカーにおけるエクイティはあくまでも参考数値

ポーカーにおけるエクイティはあくまでも参考数値

エクイティはポーカーの戦略を検討する上で、重要な指標となる数値です。

エクイティを把握することで自分自身の勝てる可能性と、また逆に負ける可能性も知ることができます。

エクイティをもとにアクションを決めることで、より勝利の確率を高めることができるでしょう。

ただし、ポーカーは相手プレイヤーとの駆け引きで常に変化をし、同じゲームは何百回プレイしても2度とありません。

エクイティの習得は重要ですが、あくまでも参考数値として理解することが重要です。

ポーカーで最終的に勝利を決定づけるのは、プレイヤー自身の直感力なのです。

新クイーンカジノポーカーゲームの画像

\入金不要ボーナスをゲットしよう!/

ポーカーのエクイティとは?基本知識とゲームでの活用方法を解説

この記事が気に入ったら
いいね または フォローしてね!

この記事を書いた人

岩永 希美のアバター 岩永 希美 Webライター

世界各国の著名カジノでディーラーとして豊かな経験を積み重ねた後、カジノゲームと戦略に関する専門Webライターとして転身。数千人のプレイヤーに対してゲームを提供し、カジノゲームのルール、戦略、心理戦に関する深い知識を持っている。その経験を活かし、プレイヤーがカジノゲームをより深く理解し、楽しむための戦略やコツを提供する記事を執筆中。

目次