- 「競艇における勝率って何？」
- 「計算方法は？」
- 「勝率の歴代ランキングを知りたい！」
そんな疑問にお答えします。
競艇における勝率の計算方法から勝率が確定する仕組み、歴代トップ選手のランキングまで、競艇初心者にもわかりやすく解説しています。
本記事を読むことで競艇選手の勝率に関する知識が身につき、自分で勝率を算出できるようになるでしょう。
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競艇の勝率とは？基本を解説
「そもそも勝率って？」という疑問をお持ちの方に向けて、わかりやすく競艇における勝率について解説します。
勝率は競艇を楽しむうえで欠かせない知識であるため、ここでしっかりと覚えておきましょう。
勝率＝競艇選手の強さ
競艇において、「勝率＝競艇選手の強さ」という認識で大丈夫です。
選手の強さを比較した際に、勝率の差が0.5未満だった場合は、ほとんど同じ強さの選手ということになります。
選手間の勝率に0.5以上開きがあるケースは、実力差があるといえます。
勝率が8.00を上回っている選手は、かなりの実力者です。
公式サイトや競艇場で配布されている出走表に選手の勝率が掲載されているので、確認してみてください。
勝率は級別審査に使われる
勝率は半年に1度の頻度で行われる「級別審査」に使用されます。
級別審査とは、毎年4月と10月に実施される選手のランクを決める審査のことです。
競艇は、5つのグレードに分けられていますが、高いグレードのレースに出場するには級別審査でより高い評価を受ける必要があります。
選手の級別は、ランクの高い順に「A1」「A2」「B1」「B2」の4種類です。
選手の収入にも影響する大切な審査になります。
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競艇における勝率の計算方法
競艇における選手の勝率は、「着順点」と「出走回数」から算出することが可能です。
ここでは、勝率の計算方法について解説します。
勝率は自分で計算する必要はありませんが、覚えておくと便利です。
勝率の計算に欠かせない「着順点」
選手の勝率は「着順点」を基準に算出されます。
着順点とは、着順ごとに与えられる点数のことです。
着順点は、レースのグレードによって異なります。
以下は、予選から準優にかけての着順点です。
| 1着 | 2着 | 3着 | 4着 | 5着 | 6着 | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| G3 一般 | 10 | 8 | 6 | 4 | 2 | 1 |
| G1 G2 | 11 | 9 | 7 | 5 | 3 | 2 |
| SG | 12 | 10 | 8 | 6 | 4 | 3 |
G3あるいは一般戦で1着を3回、2着を1回、5着を1回とった場合の着順点は40点です。
優勝戦の場合は、すべてのグレードにおいて着順点が増えます。
以下が優勝戦における着順点です。
| 1着 | 2着 | 3着 | 4着 | 5着 | 6着 | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| G3・一般 | 11 | 9 | 7 | 6 | 4 | 3 |
| G1・G2 | 12 | 10 | 8 | 7 | 5 | 4 |
| SG | 13 | 11 | 9 | 8 | 6 | 5 |
勝率の計算式は「着順点÷出走回数」
勝率の計算式は「着順点÷出走回数」です。
一般戦で1着を5回とった場合の着順点は50点ですが、これを出走回数で割ると勝率を算出できます。
出走回数は5回なので、この場合の計算式は「50÷5」です。
50÷5＝10
この選手の勝率は10.0となります。
わかりやすいように着順点を50、出走回数を5回として計算しましたが、もちろん実際にこれほど勝率の高い選手は存在しません。
競艇における勝率の種類と審査期間を解説
勝率は「審査期間」という期間中に、選手の着順点と出走回数を元に計算されます。
勝率には「全国勝率」と「当地勝率」という2種類が存在しますが、それぞれ違う審査期間が設けられています。
選手の最近の成績を知りたい場合は全国勝率を、選手と競艇場の相性を知るには当地勝率を参考にするといいでしょう。
全国勝率と当地勝率
勝率には、「全国勝率」と「当地勝率」の2種類が存在します。
全国勝率は審査の期間が直近の6か月のため、選手の実力をより正確に知ることが可能です。
一方、当地勝率とは、審査の期間が3年と長く、また全ての競艇場で行われたレースから勝率を算出する全国勝率と違い、「特定の競艇場」のレースのみから計算されます。
当地勝率はその競艇場の水面と選手の相性を判断するのに役立ちますが、選手自体の実力を知るには全国勝率を参考にする方がいいでしょう。
| 全国勝率 | 当地勝率 | |
|---|---|---|
| 審査期間 | 6か月 | 3年 |
| 対象の レース | 期間中の 全レース | 期間中 特定の競艇場で 行われるレース |
審査期間とは
全国勝率は、「審査期間」と呼ばれる期間を経て決定・反映されます。
審査期間は6か月間で、前期は5月から10月、後期は11月から4月となっています。
| 審査期間 | 勝率の 反映期間 | |
|---|---|---|
| 前期 | 5月1日 から 10月31日 | 1月1日 から 6月30日 |
| 後期 | 11月１日 から 4月30日 | 7月1日 から 12月31日 |
6月や12月の勝率は、半年以上前のデータをもとに計算された勝率のため注意が必要です。
また反映されてすぐの1月や7月の勝率は、より信頼することができます。
競艇の歴代勝率ランキングTOP6
競艇の歴代勝率ランキングを掲載します。
競艇の歴史において、勝率が9.0を超える選手は6名のみです。
いずれも競艇史に名を残す、指折りのレーサーです。
| 順位 | 選手 | 勝率 |
|---|---|---|
| 1位 | 野中和夫 | 9.53 |
| 2位 | 今垣光太郎 | 9.45 |
| 3位 | 松井繁 | 9.44 |
| 4位 | 彦坂郁雄 | 9.27 |
| 5位 | 今村豊 | 9.15 |
| 6位 | 黒明良光 | 9.01 |
歴代最高勝率1位に輝く野中選手は「モンスター」という通称で親しまれ、今でも競艇界のレジェンドとして語り継がれています。
時には6号艇でも1番人気になるほどの強い支持を得ており、スタートの速さが勝率の高さの秘訣でした。
スタートは０.02という限りなく0秒に近い数字ですが、本人は「絶対にフライングをしない」という確信を持っていたそうです。
そんなモンスター・野中選手が1980年代後半から1990年代にSG優勝を勝ち取った回数は、実に17回でした。
競艇の勝率を解説：まとめ
本記事では、競艇における勝率の計算方法や審査期間・勝率ランキングについて解説しました。
選手の勝率は「着順点÷出走数」で求めることができます。
着順点はレースのグレードに応じて変化しますが、この計算式はどんな状況でも共通です。
選手の勝率をきちんと把握して舟券を買い、的中率を高めながら競艇を楽しみましょう。
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