戦略の要素が多いカジノゲームとして、ブラックジャックはいくつかのアクションがあり、「ダブル」というアクションもその一つです。
ブラックジャックのダブルとは、ベット額を倍にすることができるため、正しく使えばより多くの利益を獲得できるようなルールです。
一方、使うタイミングを間違えると、損失も元の倍になるので、使用すべきかどうかを賢明に判断しなければなりません。
そのため、今回の記事は、
- ブラックジャックのダブルの基本の流れ
- ブラックジャックでダブルを使用するタイミング
- ブラックジャックにおけるダブルの使用条件
などについて詳しく説明していきます。
ブラックジャックでダブルを活用し、利益を最大化にするために、一緒に勉強してみましょう!
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ブラックジャックのダブルとは?
ブラックジャックのゲームルールにおいてダブルとは、プレイヤーが最初に配られた2枚のカードを基に、ベット金を倍額まで増やせますが、その後1枚しか引けないことを指します。
または「ダブルダウン」や、「ダブリングダウン」とも呼ばれます。
ダブルとは、基本的に自分の手札がディーラーより強い、という自信がある場合に行うアクションです。
自分のハンドが勝てそうであれば、ダブルを行うことができます。
もちろんダブル宣言後のヒットは1回のみという制限があり、負けたら損失が大きくなるデメリットもあるので、ダブルを行わずふつうに勝負することもできます。
ブラックジャックでダブルの基本の流れを見てみましょう。
ブラックジャックで最初のベットを行い、2枚のカードがプレイヤーに配られます。
そのカードを確認し、ダブルのアクションを行っても勝ち目があると判断したら、ダブルを宣言しましょう。
ダブル宣言後、最初にベットした金額と同じ金額を追加します。
ダブル後に1枚のカードが追加され、アクション終了となります。
あとは、ディーラーと勝負するのみです。
ブラックジャックでのダブルのやり方は、とても簡単です。
しかし、判断ミスで使うべきでない場合でダブルを行ったら、だた損失が大きくなるだけです。
そのため、状況によってはダブルを使うべきかどうかを、よく考えた上で決める必要があります。
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ブラックジャックでダブルが使える条件
ブラックジャックのダブルは、やや特殊のルールでありテーブルによって異なります。
通常、最初の2枚のカードが配られた後にダブルを行うことができますが、テーブルによって使えない場合もあります。
スプリットの表でもダブル宣言できるのマスがありますが、実際最初のハンドのみでダブルができ、スプリットハンドではダブルできません。
スプリット後、ダブルできるカードが制限されることもあり、たとえばハンドの合計が「9・10・11」以外はダブルを行えません。
また、インシュアランスベットを行った場合はダブルできないなど、テーブルごとにルールが異なります。
ブラックジャックをプレイする前に、ダブルの部分も含めて、ルールをちゃんと確認しておきましょう。
ダブルとはうまく活用すれば、より多くの利益を獲得できるというプレイヤーに有利なアクションなので、できればダブルの制限がないテーブルでブラックジャックをプレイするのがおすすめです。
ブラックジャックでダブルを使うタイミング
ダブルとは、自分の既に持っている2枚のカードの上で、さらに1枚を追加するアクションです。
ブラックジャックのルールにおいて、ハンドの合計が「21」を超えたものはバーストしてしまい、即負けとなります。
つまり、ダブルを行える前提は、自分のハンドは3枚目のカードを加えても21を超えないことです。
ブラックジャックのルールでは、「10」としてカウントするカード「10、J、Q、K」が引く確率は、約30%というほど高いです。
そのため、ダブルだけでなくブラックジャックのほとんどの戦略は、次に10点のカードが出ることを前提として制定されたものです。
したがって、ブラックジャックでダブルをやってみてもいいという状況は、「手札+10≤21」の場合です。
たとえば、最初に配られたカードは、「9・10」の2枚としましょう。
この場合は、ダブルを宣言しない方がよいです。
なぜなら、「9+10=19」で、既に強いハンドになっています。
ダブルとはさらに3枚目を追加するアクションで、この状況で引いてもバーストしないカードは「A・2」の2枚しかなく、確率がかなり低いです。
勝利したら賞金を多く獲得できますが、リスクが高すぎるのであまりおすすめしません。
この場合はダブルせず、そのままスタンドしたほうが有利でしょう。
逆にダブルを選択したほうがいいハンドは、最初の2枚の合計値が「9・10・11」の場合です。
たとえば、最初は「5・6」の2枚が配られました。
ダブルとは3枚目のカードを引く必要があるので、宣言後もう1回ヒットします。
確率が高い10点のカードを引いたら、「5+6+10=21」で、ブラックジャックが成立します。
もちろん、10点のカードが出やすいとはいえ、低い数字が出る可能性もあります。
たとえば、上記の状況で3枚目のカードが3ですと、「5+6+3=14」という弱いハンドになってしまいます。
それでもまだディーラーのバーストを期待できるため、やはり「9・10」でダブルするより勝率が高いです。
どんなゲームでも運の要素があるので、確率上で最適なアクションを取ったとしても、必ず勝利できる保証がありません。
ただし、正しい戦略的思考を元に判断すれば、確実にリスクを軽減することができます。
ディーラー側からみたブラックジャックのダブル
ブラックジャックでは、ディーラーの手札は1枚のみ公開される(アップカード)ので、そのカードからディーラーのハンドを推測しなければなりません。
先ほど説明したように、ブラックジャックの戦略は、次に10点のカードが出ることを前提として考える必要があります。
逆算して「ブラックジャック(21)」が成立しやすいアップカードは、「A(11としてカウント)」です。
つまり、ディーラーのアップカードは「A」の場合は、プレイヤーに不利な状況となります。
ディーラーのハンドがブラックジャックなら、プレイヤーは負けか引き分けしかないです。
ダブルとはベット額を倍にするアクションなので、負けたら損失も倍になります。
そのため、この場合はダブルを見送るのが良いでしょう。
ブラックジャックのディーラーは、17点を超えるまでカードを引き続けるルールがあります。
ディーラーのアップカードが「5・6」の場合、ハンドが合計で「15・16」になる可能性が高いです。
カードを引き続けるとバーストしてしまう確率が高いですが、17点以下なのでさらに1枚を追加しなければなりません。
そのため、この状況はディーラーに不利だといえます。
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ベーシックストラテジに合わせてダブルを狙う方法
ブラックジャックのベーシックストラテジに合わせて、確率上ダブルを行うのに最適な状況を見てみましょう。
Dと書いているマスは、ダブルを選択できる状況を示しています。
プレイヤー(2枚) | ディーラーの手札(アップカード) | |||||||||
2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | A | |
A・2 | H | H | H | D | D | H | H | H | H | H |
A・3 | H | H | H | D | D | H | H | H | H | H |
A・4 | H | H | D | D | D | H | H | H | H | H |
A・5 | H | H | D | D | D | H | H | H | H | H |
A・6 | H | D | D | D | D | H | H | H | H | H |
A・7 | S | D | D | D | D | S | S | H | H | H |
A・8 | S | S | S | S | S | S | S | S | S | S |
A・9 | S | S | S | S | S | S | S | S | S | S |
A・10 | S | S | S | S | S | S | S | S | S | S |
プレイヤー(合計点数) | ディーラーの手札(アップカード) | |||||||||
2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | A | |
8以下 | H | H | H | H | H | H | H | H | H | H |
9 | H | D | D | D | D | H | H | H | H | H |
10 | D | D | D | D | D | D | D | D | H | H |
11 | D | D | D | D | D | D | D | D | D | H |
12 | H | H | S | S | S | H | H | H | H | H |
13 | S | S | S | S | S | H | H | H | H | H |
14 | S | S | S | S | S | H | H | H | H | H |
15 | S | S | S | S | S | H | H | H | H/SU | H |
16 | S | S | S | S | S | H | H | H/SU | H/SU | H/SU |
17以上 | S | S | S | S | S | S | S | S | S | S |
プレイヤー(2枚) | ディーラーの手札(アップカード) | |||||||||
2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | A | |
A・A、8・8 | SP | SP | SP | SP | SP | SP | SP | SP | SP | SP |
10・10 | S | S | S | S | S | S | S | S | S | S |
9・9 | SP | SP | SP | SP | SP | S | SP | SP | S | S |
7・7 | SP | SP | SP | SP | SP | SP | H | H | H | H |
6・6 | H | SP | SP | SP | SP | H | H | H | H | H |
5・5 | D | D | D | D | D | D | D | D | H | H |
4・4 | H | H | H | H | H | H | H | H | H | H |
3・3、2・2 | H | H | SP | SP | SP | SP | H | H | H | H |
ブラックジャックのダブルに関するよくある質問
ここでは、ブラックジャックのダブルに関する多くの質問や悩み等の中から、特に多かった内容だけに絞って、それぞれ分かりやすくまとめました。
ブラックジャックにおけるダブルダウンとは何ですか?
ダブルダウンは、最初の2枚のカードを見た後にベット額を倍にし、追加で1枚だけカードを引くアクションです。
これにより、勝利時の配当も倍になりますが、負けた場合の損失も倍になります。
ブラックジャックでダブルダウンを使うべきタイミングは?
手札の合計が、9, 10, 11の時にダブルダウンを使うのが、最も効果的です。
このとき、ディーラーのアップカードが弱い(例えば、2~6)の場合、勝率が高まります。
すべてのテーブルでダブルダウンは使えますか?
カジノやテーブルのルールによっては、ダブルダウンが制限されていることがあります。
たとえば、一部のテーブルでは手札の合計が特定の数値のときのみ、ダブルダウンが可能です。
ブラックジャックのダブルダウンのリスクは何ですか?
ダブルダウンはリスクが高く、失敗すると損失も倍になります。
特に、追加で引く1枚のカードが思わしくない場合、大きな損失を被る可能性があります。
そのため、戦略的に使うことが重要です。
ブラックジャックにおけるダブルダウンとスプリットの違いは何ですか?
ダブルダウンは、ベットを倍にして1枚引くアクションであり、勝利時の配当も倍になります。
一方、スプリットは同じ値のカード2枚を2つの手に分けて、それぞれ別々にプレイするアクションです。
スプリット後は、それぞれの手に通常通りのベットを行います。
ブラックジャックでダブルしてみよう!まとめ
今回は、ブラックジャックのダブルというアクションについて解説しました。
ダブルとは、プレイヤーが最初に2枚のカードが配られた後に行えるアクションです。
ダブル宣言すると、ベット金を倍にするが、その代わりにあと1回しかヒットできません。
リターンが高いが、リスクも高くなるというアクションなので、使う時は勝ちやすい状況を見極める必要があります。
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