映画のカジノのシーンでは、バカラ(Baccarat)のディーラーや参加者が配られたカードを、少しずつめくって確認する場面がよく出ていますよね?
次の展開に気にしすぎてたまらなく、見るだけでドキドキしちゃいます。
実は、カードを少しずつめくる行為は映画に限られた表現ではなく、実際にカジノでバカラをプレイする際も行われている、バカラの「絞り」(スクイーズ)という演出です。
カードを一気にオープンするではなく、縦・横からゆっくりとめくり、少しずつ点数を見せていきます。

絞り演出はバカラの人気の理由の一つで、
バカラの醍醐味とまで言われていますよ!
- バカラはなぜカードを絞る?
- バカラの「絞り」のやり方は?
- 絞りのマナーは?
などの疑問を抱えている方や、バカラの絞りを楽しんでみたい方は、参考にしてみてください。
- バカラでのカードの絞り方
- バカラのカード絞りの種類
- バカラでカード絞りする際の基本的なマナー
バカラはなぜカードを絞る?その意味とは?


「バカラの勝負に何かの影響があるのか?」と思われる方もいるでしょうが、バカラの「絞り」自体は単純にカードをめくる行為だけで、点数に影響が出る効果は期待できません。
では、バカラでわざわざカードをじわじわとめくる理由は何でしょうか?
ここでは、どうして「絞り」という演出があるのか、演出の詳細や意味について解説します。
「絞り」とはカードをじわじわめくる演出
「絞り」とは、バカラにおいてカードをじわじわとめくりながら、少しずつカードの中身を見せていく演出です。
バカラは「バンカー」と「プレイヤー」という、仮想の二人の間の勝負の結果を予想して賭けるゲームであり、ディーラーが両方にカードを配り、それぞれの点数の合計によって勝負が決められます。
ポーカーのような戦略を考えながらゲームを進めていく要素がなく、バカラは運任せのゲームだと評価されることが多いです。
戦略による駆け引きがないバカラを、より盛り上げるために生まれたのが「絞り」です。
一体どのカードが出てくるのか、わざと時間をかけてゆっくりとカードを見せていくことにより、臨場感と緊張感を極限までに高めるのが特徴です。
テレビのクイズ番組などで、回答者が答えを出した後、司会者が正解を出すまでに尺を使うのと同じ理屈です。
シンプルだからこそ、緊張感を場で共有することができ、場全体で盛り上げることが可能となります。



何のカードが出てくるのかドキドキできたら、
もっとバカラが楽しくなりますね!
基本的に絞りはディーラーがおこなう
勝負は仮想の二人の間で行われるため、ディーラーはバカラの参加者にカードは配られません。


上の画像のように、ディーラーは自分の手前にある「PLAYER」と「BANKER」に書かれたエリアにカードを配っており、参加者にはカードを配りません。
これはオンラインカジノのバカラの画面ですが、ランドカジノにおいても同じように、カードの配りから公開まではディーラーが行います。
従って、基本的に「絞り」をおこなうのはディーラーとなります。
中には、「あれ?自分でカードを絞ることができないの?」と思った方もいるかもしれません。
例外として、最も高額なベットをした参加者がディーラーに代わってカードを捲ることができるバカラもあります。
参考動画
参加者が捲る場合、高額ベットをした参加者がカードを捲るのが一般的ですが、他の人に絞りを行う権利を譲ることもできます。



参加者が絞りをおこなうと、
さらに場が盛り上がりそうですね!
「絞り」には場を盛り上げる技量が求められる
バカラの絞りでは、絞り役は指でカードの数字を隠すため、一瞬で結果が分かるわけではなく、参加者はまずちらっと見えた絵柄からどのカードなのかを推測します。
少しずつカードのマークから予測するという演出により、ゲームの緊張感が増します。
他の参加者も感情が昂り、掛け声が飛ぶこともありますので、「絞り」には場を盛り上げるための技量が求められます。
絞り役は、テーブルを囲んだ参加者全員の注目を浴び、全員の期待を背負う存在となるわけですから、中途半端な煽り演出をおこなっては興ざめです。



「絞り」という奥深いゲーム性を追求するのも、
バカラの面白さだと言えそうですね!


上記の画像では、オンラインカジノのライブバカラのディーラーが絞りを行っています。
バカラの絞りという行為自体が、結果に直接影響するわけではありませんが、マカオなどのカジノでは、絞りは願掛けやげん担ぎの意味で行われているそうです。
カードの一部のマークが共通しているため、カード全体がオープンになる前に特定できないこともあります。


たとえば、少ないほうの点数がほしい場合は、参加者たちは「吹け!」と叫ぶか、口で吹くや扇子などで風を送り、余った点数を飛ばすような所作を見せます。
以上のように、バカラは参加者による介入が少ないですが、絞りによって
- 緊張感
- 臨場感
- ライブ感
といったプラス要素が加えられ、熱いゲームになっています。
そのため、絞りはバカラにおける最大の魅力ともいえるでしょう。
自分の手で少しずつ結果を明らかにする最高の臨場感を味わうためだけに、高額なベットをする参加者も少なくないです。
- どちらが勝つのかという興奮や緊張感。
- カードの数字が少しずつ見えてくるワクワク感。
- 自分と同じ「プレイヤー」または「バンカー」に賭けた参加者たちからの応援。
このような熱くて刺激的な時間をさらに延長し、雰囲気をMAXにするのは、バカラの「絞り」という演出です。
一方で、あまり時間がない参加者は、スピードバカラのような効率に特化したバカラを選ぶこともできます。


画像からは少し分かりにくいかも知れませんが、スピードバカラのディーラーはカードを公開する際には絞りを行わずに直接オープンするような形になっています。



絞りがおこなわれるかどうかは、
同じバカラでもゲームによって変わるんですね。
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バカラの絞りのやり方


基本的にバカラで絞りを担当する人は、それぞれ最も高額なベットをした人や、その人が指定した人(引きが強い人が多い)です。
どちらにしても、他の参加者の注目を集め、テーブル内の特別な存在になります。
やはり上手くカードを絞り、場をさらに盛り上げていきたいと思いがちですが、バカラの絞りのルールなどはほとんどなく、絞り方は人それぞれです。
これから紹介する絞り方のポイントを押さえた上で、自分なりのめくり方で楽しめます。



カードの数字はずっと隠してなきゃいけないから、
親指や人差し指の動きは練習が必要そうですね…!
縦絞り
まずは縦絞りです。カードを縦向きにしてめくりましょう。
親指でカードの左上の数をちゃんと隠れているかを注視し、少しだけ絵柄が見えてきたら、戻すのもテクニックです。
めくる具合としては、マークのある数字カードを例にすれば、大体1行目のマークが見えるくらいの範囲が目安でしょう。
少しだけ見えた絵柄からは、以下のようにカードの正体の範囲を4パターンまで絞られます。
絵柄 | カードの範囲 |
---|---|
絵柄(ピクチャー、コン) | JQK |
空白 | A |
マークが1つ(タテ、モーピン) | 2、3 |
マークが2つ(足) | 4、5、6、7、8、9、10 |
バカラでJQKはいずれも0点のため、続けて特定しなくても結果が分かるでしょう。


Aも一回の絞りで特定できます。
残り、マークが1つや2つの場合は、横絞りを足して予測していきます。



縦絞りをやるだけでも、
カードの種類を的確に絞れますね。


横絞り
縦絞りである程度カードの絵柄が絞れてきたら、今度はカードを横向きにしてめくりましょう。
数字は右上にありますので、親指で隠すようにして見せないのがコツです。
横向きで見える絵柄には、以下の5パターンがあります。
絵柄 | カードの範囲 |
---|---|
絵柄 | JQK |
空白(ノーサイド) | A、2、3 |
マークが2つ(ツーサイド) | 4、5 |
マークが3つ(スリーサイド) | 6、7、8 |
マークが4つ(フォーサイド) | 9、10 |
これで、範囲はさらに絞ることができました。


バカラでは「縦絞り→横絞り」の順番が多く見られますが、横絞りから始める参加者もいます。
絞りの順番によって、予測する側も推測する手立てが変化していきます。
例えば「縦絞り」ではすぐAを特定できますが、「横絞り」からの場合ではA、2、3という3つの可能性があります。



縦絞りと横絞りの合わせ技で、
さらにドキドキできますね!


斜め絞り
基本的に「縦絞り」と「横絞り」の2種類で煽り演出としては十分ですが、さらに「斜め絞り」を入れて、バカラの絞り方をより多彩にすることができます。
例えば、まず横絞りでマークが3つや4つであると確認できたら、斜めからカードをめくり、中央の列のマークの有無や向きで結果を考えさせることができます。
一方、斜め絞りでアシがなかった場合は必ず「A 2 3」のいずれかとなりますし、ツーサイドの場合は真ん中にマークがあれば5で、マークがなければ4となります。


このように、正解は一つですが、それに導く道は複数あります。
基本のめくり方に慣れたら、ぜひお好みで組み合わせして、バカラの楽しさをより一層増やしましょう!



絞りをマスターできたら、
もっとバカラが楽しくなりそうです!


バカラでの絞りのマナー


バカラの「絞り」には特にルールはなく基本的には自由ですが、気をつけるべきマナーがあります。
カジノに行く前にそれを覚えておけば、よりバカラの絞りを楽しめるでしょう。
敵側の絞り時の掛け声はNG
自分の賭けている側の絞り時であれば、一定の掛け声をかけたり、幸運を祈るような行為は特に問題ありません。
しかし、もし敵側であった場合は、掛け声は絶対にやってはいけません。
あくまで「自分の幸運を呼び寄せるため」におこなうのが掛け声であり、それを敵側でやってしまうと「相手の不幸を招こうをする行為」とみなされてしまうからです。
ついついバカラで熱くなってしまうことはあるかもしれませんが、一時の勢いによってトラブルを起こしてしまってはせっかくのバカラが台無しです。



バカラは大人のギャンブルの嗜みだから、
節度を守って楽しみたいですね!


絞りを幸運の人に譲るのはOK
どうしても自分の絞りでは、良いカードは出せないかもしれない…
もちろん、既に場に出ているカードが絞りによって変化することはありませんが、より多くの金額がかかっている場合は、プレッシャーで弱気になってしまうこともあるでしょう。
そこで、絞りの権利をツイている人に譲ることで、その運を借りられるかもしれないと考えるのはアリです。
もちろんバカラの結果が変わることはありませんし、譲ったことで必ず勝つという保証もありません。
譲ったことで今までの流れが変わる可能性はゼロではありませんので、流れを見ながら様々な可能性に賭けてみるのもバカラの醍醐味だと言えます。



幸運の女神様が微笑んでくれるかどうか、
最後までドキドキしてしまいますね…!


絞りの意味を覚えてバカラをもっと楽しもう


ここまでバカラの絞りについていろいろ紹介してきましたが、いかがでしょうか?
バカラで絞りを行う時は、その目的を忘れないでください。
少しずづ絵柄を出すことによって、バカラのドキドキした雰囲気を延長してさらに楽しむということです。
結果はどうであれ、まずはその過程を楽しんでいくのが重要です。



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