ポーカーのエーシーズとはどんな役？ハンドの強さや確率を解説

ポーカーはトランプで気軽にプレイできるカードゲームですが、カジノでは定番のゲームとして親しまれています。

ルールもわかりやすく誰にでもプレイできる一方で、役構成における駆け引きが要求される奥深いゲームです。

本記事では、ポーカーで勝つための一つの手段として、注目されている「エーシーズ」について解説していきます。

ポーカーで勝率を高めたいという方や、エーシーズという名前は知っているけど詳細について知りたいという方は、是非参考にしてみてください。

ポーカーのエーシーズとはどんな役なのか？

それではまず、ポーカーにおける「エーシーズ」がどのような役なのか解説します。

ポーカーで勝つためには、単に役を知るだけではなく、その役を最大限に活かす方法も知る必要があります。

エーシーズは一種の戦略でもありますので、マスターしていきましょう。

エーシーズはツーペアの1種

「エーシーズ」とはツーペアの1種であり、「エーシーズ・アップ」とも呼ばれている役です。

エースという名が付いている通り、エースのペアが含まれているツーペアのことを指しています。

ツーペアとは同じ数字の2枚の組み合わせが2種類ある役のことを指しますが、強い役の方を頭にしてアップと名付けます。

たとえば、12のクイーンの組み合わせと7の組み合わせだった場合は、12のクイーンの方が強い役になりますので、呼び名は「クイーンアップ」です。

よって、エーシーズとは2種類あるペアのうち、どちらか片方がエースのペアになっているツーペアとなります。

エーシーズの強さ

エーシーズはエースのペアを含むツーペアなので、役としてはツーペアとなります。

ポーカーでは、以下のようにカードの構成としては10段階あります。

最後のハイカードは、役なしとなるので役としては9段階存在し、そしてツーペアの序列は上から7番目となります。

エーシーズはあくまでツーペアの一種なので、ポーカー全体の強さとしてみると、そこまで高い役とはいえません。

エーシーズの名前の由来

「エーシーズ」とは、「エーシーズ・アップ」とも呼ばれると解説しましたが、そもそもエーシーズという名前がどこから来たのか不思議に感じている方もいらっしゃることでしょう。

エーシーズは、エースのペアが含まれていることから、つまりカードの中にエースが2枚あるということになります。

英語では複数形には「s」を付けるので「Ace」の複数形は「Aces」となり、読み方が「Aces」、つまり「エーシーズ」となるわけです。

中には「エースアップ」と単数形で呼ぶケースもありますが、単数形か複数形かだけの違いであり、どちらも同じ意味となりますので覚えておきましょう。

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ポーカーのエーシーズは勝率アップのカギ

エーシーズはエースを含むツーペアの一種であると解説しましたが、実はエーシーズはポーカーにおける勝率アップのカギを握っています。

序列の7番目に位置しているツーペアの一種がなぜ勝率アップのカギを握っているのか、その理由について解説していきます。

エーシーズは最強のツーペア

エーシーズはエースを含むツーペアのことですが、名称で強い役の方をつけるとお伝えした通り、強さは強い役の方で決まります。

たとえば、13のキングと4のペアで構成されているツーペアと、11のジャックと10のペアで構成されているツーペアの場合、強い役で比較されるためキングと4のツーペアがより強い役となります。

2種類のペアを合わせるとジャックと、10のツーペアの方が強そうに感じますが、あくまで強い方の役で強さが決まります。

そして、ポーカーにおけるカードの序列は、最強はエースで最弱は2です。

つまり、最強のエースがペアになっているエーシーズは、最強のツーペアということになります。

意外にツーペア同士の闘いになることが多い

先ほども解説した通り、ツーペアはポーカーの役においては序列は7番目、全体を見てみると低い方です。

そんな低い役が勝率アップに繋がるとは考えにくいかもしれませんが、実はポーカーにおいてはツーペア同士の闘いになるケースが多いのです。

以下に、リバー（第4ターン）までに役が完成する確率をまとめてみました。

役	完成する確率
ロイヤルフラッシュ	約0.0032％
ストレートフラッシュ	約0.27％
フォーカード	約0.16％
フルハウス	約2.60％
フラッシュ	約3.25％
ストレート	約4.62％
スリーカード	約4.83％
ツーペア	約23.50％
ワンペア	約48.72％
ハイカード	約17.41％

第4ターンまで進めば、カードの交換が複数おこなわれるため、8割以上の確率で何かしら役は完成します。

しかし、ではどんな役が完成するのかというと、以下にまとめたようにスリーカードとツーペアの間に大きな隔たりがあることがわかります。

役	完成する確率（ハイカード含まず）
ロイヤルフラッシュ	約0.0039％
ストレートフラッシュ	約0.33％
フォーカード	約0.19％
フルハウス	約3.15％
フラッシュ	約3.94％
ストレート	約5.59％
スリーカード	約5.85％
ツーペア	約28.45％
ワンペア	約58.99％

最強のフルハウスも狙える

エーシーズは、エースのペアを含んだツーペアのことを指すということは解説した通りですが、ポーカーは計5枚のカードで役を構成するので1枚余っていることになります。

この残りの1枚がとても重要で、2組のペアと異なる数字だと何の役にも立ちませんが、もし残りの1枚がエースになったらどうでしょうか。

エースはスリーカードとなり、もう1組のペアと合わせると非常に強い役である「フルハウス」になるのです。

フルハウスは役の序列では4番目で、フラッシュやストレートよりも強い役です。

フルハウスより上の役は、難易度が約30倍に膨れ上がるため、フルハウスが狙えるというメリットは計り知れません。

しかも、エースがスリーカードになっているフルハウスは最強となるため、フルハウス同士の闘いになっても非常に有利となります。

ポーカーのエーシーズを狙う上での注意点

それでは最後に、エーシーズを狙う上での注意点を解説します。

エーシーズは非常に有効的な役であるものの、万全というわけではありません。

デメリットをよく理解して、臨機応変に狙っていきましょう。

あくまでツーペアなのでスリーカードより弱い

エーシーズは最強のツーペアですが、あくまでツーペアであるため、役としてはスリーカードよりも弱い役ということを覚えておかなくてはいけません。

ツーペアは序列でいうと上から8番目なので、あくまでツーペア以下の闘いになった時に有効な役となります。

ただ先述したように、スリーカード以上の役は難易度が跳ね上がりますので、対戦相手が大きな役を狙っていないのであれば勝率は高くなるでしょう。

ツーペアに固執すると一発狙いの強い役に対抗できない

エーシーズはツーペアのため、そこから上位互換としてフルハウスを狙うことができます。

しかし、フルハウスは強いといっても序列では4番目であり、上にはまだフォーカードやストレートフラッシュ、そして最強の役であるロイヤルフラッシュが鎮座しています。

ロイヤルフラッシュは、難易度がとんでもなく高いのであまり気にする必要はありませんが、4カードやストレートフラッシュは一発狙いの役として狙う人は多いようです。

ツーペアからのフルハウス変換は、ツーペアという保険のある非常に実用的な手段ではありつつも、一発狙いの役の脅威があるということは忘れてはいけません。

エーシーズ同士だと勝敗は残り1組のペアで決まってしまう

エーシーズはとても有効的な手であるため、多くのプレイヤーが知っている役だと言えます。

エースのカードは全部で4枚あるため、2人で対戦するポーカーだとお互いがエーシーズとなる可能性もあるのです。

もし、お互いがエーシーズだった場合は、もう1組のペアの強さで勝負が決まります。

エーシーズが完成した後も、少しでも強いペアが作れるように探っていく姿勢も、必要だと言えるでしょう。

まとめ：ポーカーのエーシーズの強さや確率を徹底解説！

ここまで、ポーカーのエーシーズについて解説しました。

エーシーズの強さについてまとめると、以下となります。

エーシーズは初心者でも狙える有効的な役なので、エースを引いたら積極的に狙ってみると良いでしょう！

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