パチンコは、いつでも同じ確率で大当りを抽選する「完全抽選方式」を採用しており、誰が打っても、いつ打っても、常に同じ環境で抽選がおこなわれています。
しかし、実際にパチンコを打ってみると様々な「悪い偏り」が発生し、理不尽な思いをしているプレイヤーは多いことでしょう。
本記事では、パチンコが悪い方に偏りすぎてしまう理由について解説します。

偏りの種類や、回避する方法についても解説しますので参考にしてみてください。
- パチンコにおける3つの悪い偏り
- パチンコで悪い偏りが発生する理由
- 悪い偏りを回避するための方法
パチンコにおける「悪い偏り」は主に3つある


パチンコのおいて、「悪い偏り」と呼ばれる事象には、主に3つ存在すると言われています。
どれも実際にホールで起きてしまうと、負けを覚悟しなくてはならないほど、とても深刻なケースばかりです。



一体、どのような状況を「悪い偏り」というのか、順番に解説していきます。
初当り確率の分母以上にハマって初当りが引けない
「悪い偏り」で最もポピュラーなのは、初当り確率が一向に引けない、という状況です。
初当りに関する偏りは、たとえば以下のような現象が挙げられます。
- 初当り確率1/319のミドルスペックで、そのまま1,000回ハマり
- 初当り確率1/399のハイミドルスペックで、気づいたら1,500回ハマり
- 初当り確率1/99の甘デジスペックで、あっという間に500回ハマり
パチンコには、甘デジからハイミドルスペックまで、様々な初当り確率が設定されています。
理論上、初当り確率の分母の回転数を回せば約63.4%で大当りするので、実際にハマる確率はそこまで高くないと感じるかもしれません。
現実には、分母の回転数どころか、2倍、3倍と回しても一向に大当りする気配を見せない時が多々あります。



初当りのハマりはホールでよく見かけるんですよね…
初当りを引いても全然RUSHに突入できない
次によく聞かれる「悪い偏り」は、せっかく初当りを引いてもRUSHに突入できずに、単発で終わってしまうパターンです。
最近のスペックは、LT(ラッキートリガー)が搭載される機種が増えていますが、どの機種もだいたいRUSH突入率は50%程度です。
つまり、初当り2回に1回は下位RUSHであったとしても、ひとまずRUSHには入ってくれる計算となります。
赤図柄テンパイのリーチでは、どんなに赤保留や強カットインが出ても当たらず、当たるのは決まって青図柄ばかり。
大当り中のチャレンジ演出でも失敗して、時短すら貰えずに通常時へ戻ってしまう…。
せっかく初当りを引いたのに、300発程度の出玉しか貰えない展開が続くと、勝つことは非常に厳しくなります。



初当りを引いた後の約50%の振り分けは、非常に厄介な存在だと言えます。
RUSHに突入しても全く連チャンしてくれない
羽根モノ機種や一発台などを除いては、今のパチンコはしっかり連チャンさせないと、勝てないような設計になっています。
75%継続なら4連、80%継続なら5連といったように、基本的に平均連チャンをベースに機械割は計算されているので、平均以上の連チャンが求められています。
せっかくRUSHに突入したのにそのまま駆け抜けて終わってしまったり、2連や3連といったRUSHのポテンシャルを引き出せずに終わったりすると、勝つのは非常に難しいです。
最近のラッキートリガー機種を見ていると、そこまで連チャンしなくても、3,000発や4,500発といった大きな出玉の塊を引くことができれば何とかなるケースはあります。
しかし、ラッキートリガーは大抵突入までに投資が嵩むので、ちょっとした上振れでは全く安心できません。



RUSHで全然連チャンさせられない状況が続くと、致命的になるケースがほとんどです。
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なぜパチンコは悪い方に偏りすぎてしまうのか?
パチンコを打っている人ならわかると思いますが、パチンコは完全抽選方式ではあるものの、必ずどこかで偏りが発生します。
中には、当然「良い偏り」も存在しているはずですが、圧倒的に「悪い偏り」の方が多いと感じているプレイヤーは多いことでしょう。



どうしてパチンコは、悪い方に偏りすぎてしまうのか、その原因について解説します。
悪い方の偏りだけ記憶に残っているから
人間は同じ事象であっても、よりインパクトのある衝撃的な事象の方が記憶に残りやすいと言われています。
それはだいたい悪いことであるため、パチンコに当てはめると「悪い方の偏り」が記憶に残りやすくなります。
しかも、パチンコの場合悪い方に偏ってしまうと、それは敗北を意味しているため、より悪い思い出としてインプットされてしまいます。
実際にはそこまで悪い偏りがなかったとしても、負けてしまった原因全てが「悪い方の偏り」と決めつけてしまうケースも十分に考えられます。
そして都合の良いことに、人間は自分にとって都合の悪いことは忘れやすいため、パチンコに負けた記憶は消えやすいです。
結果的に「悪い方に偏った」というインパクトのある記憶だけが残ることになり、パチンコは悪い方に偏ると思い込みやすくなってしまいます。



負けたことは忘れても、悪い偏りのことは忘れにくいんですよね…
良い方の偏りを「良い偏り」と認識していないから
「初当り1/399を引くまでに1,000ハマった」「突破率50%で3連続単発」など、悪い偏りは幾らでも例を挙げることができます。
自分がもし遭遇したら嫌だと思う偏りを挙げれば、だいたいは「悪い偏り」になるからです。
では逆に、「良い偏り」とは何かと聞かれたら、どんなことを想像するでしょうか?
「10回転で初当り1/319が当たった」とか、「80%継続のRUSHで20連した」とか、これくらいの例であれば、誰もが良い偏りと答えてくれると思います。
それでは、今例に挙げたそれぞれの偏りについて、発生する確率を見てみましょう。
事象 | 発生確率 |
---|---|
突破率50%で3連続単発を引く | 12.5% |
1/399を引くまでに1,000回以上ハマる | 8.1% |
10回転以内に初当り1/319を引く | 3.1% |
80%継続のRUSHで20連以上する | 1.4% |
このように、プレイヤーが「良い偏り」だと思っていることは、「悪い偏り」よりも発生率が低いことがわかります。
発生率を10%程度にするのであれば、80%継続なら10連チャンが目安になりますが、「それならまぁ起こるかな…」と思うプレイヤーも少なくありません。
本来なら良い偏りとして認識しても良い事なのに、それを良いことであると認識しないとなれば、悪い事象が目立ってしまうのは当然とも言えます。



よっぽど良い偏りじゃないと認識しないなんて、悪い偏りが目立つのは当然ですよね。
結果的にいつもパチンコで負けているから
極論は「パチンコでいつも負けているから」、これに尽きるでしょう。
負けてしまった原因を振り返った時、パチンコにおいてはだいたい確率のどこかに悪い偏りが生じています。
気をつけなければいけないのは、例え悪い偏りだったとしても、本当にそれだけが原因だったのかを考えなければいけない、ということです。
初当りが思うように引けず、10,000円負けてしまったと仮定しましょう。
これだけ聞くと初当りの悪い偏りが原因のように思えますが、「1000円10回転しか回らない台」で打っていたとしたらどうでしょうか。
最近の台は、1,000円あたり15〜16回転がボーダーラインですから、圧倒的に回転力が足りていません。
たとえ初当りがあまり引けなかったとしても、ボーダーラインの台を打っていれば投資が減って、勝てていた可能性もあります。



悪いことが起きると負ける可能性は高くなりますが、そのせいで負けたと決めつけるのは時期尚早と言えるでしょう。
パチンコの悪い偏りを回避する方法
パチンコで負ける大きな要因とも言える悪い事象ですが、考え方や行動を工夫することで回避することが可能です。



一体どうすれば回避できるのか、回避する方法について解説します。
本当に悪い偏りなのかしっかり見極める
「悪い偏り」という言葉はとても便利で、ちょっとでも自分にとって都合の悪いことが起きると言い訳に使えてしまいます。
しかし、それは本当に悪い偏りだったのか、しっかり見極めないといつまで経ってもパチンコで勝つのは難しくなります。
最も代表的な悪い事象は初当りのハマりですが、ハマりがどれくらい発生するものなのか発生率を見てみましょう。
回転数(分母倍数) | ハマる確率 |
---|---|
1倍 | 36.6% |
2倍 | 13.4% |
3倍 | 4.9% |
4倍 | 1.8% |
5倍 | 0.7% |
6倍 | 0.3% |
7倍 | 0.1% |
8倍 | 0.05% |
9倍 | 0.02% |
10倍 | 0.007% |
分母倍数1倍の回転数(初当り1/100なら100回転)がハマる確率は36.6%と、3回に1回以上の確率で発生することがわかります。
分母確率何倍までハマったら悪いと思うのかはプレイヤーによって異なりますが、4倍であっても初当り50回に1回で起きるので現実的な数値だといえます。



実際にどれくらいの事象なら実際に起こり得るのか、知識として蓄えておくことも勝つために重要です。
回る台なのであれば悪い偏りは気にしない
悪い偏りは負ける要因の一つになるため避けたいところですが、その台がボーダーライン以上に回る台なのであれば話は別です。
回る台での実践は、それだけで期待値が発生するため、どんな状況であっても打ち続けるのが正しい立ち回りとなります。
当然初当りが引けなかったり、RUSHに突入できなかったりといった事象が発生する可能性が十分あります。
自分が尊敬するパチプロが昔に語っていた言葉に、「ハマらないように打つことは不可能だが、ハマりに屈しない精神力があれば勝てる」という格言があります。
つまり、悪い偏りが起きたとしても気にせずに回し続けることが、勝つために必要な悪い偏りの回避方法になるわけです。
最近のパチンコには天井機能が搭載されていないので、いつになったら当たるのかわからず不安になることは多々あるでしょう。



「精神力」を日々の実践で鍛えていくことが、悪い偏りに負けない立ち回りになると言えます。
悪い偏りに遭遇したらオンラインで仕切り直し
もし、悪い偏りに遭遇してしまったら、それ以上は無理することなく撤退するのも一つの方法です。
自分にとって悪い偏りだと認識しているということは、その時点で敗色は濃くなっているでしょうし、精神状態も冷静でなくなっている恐れもあります。
常に活路を見出して立ち回るのも良いですが、ずっとホールの中にいると精神的に疲弊してしまうので撤退する勇気も重要です。
もしまだ諦めない気持ちがあるなら、ホールではなくオンラインで仕切り直すのも手です。
環境が変われば気持ちの切り替えもできますし、クイーンカジノであれば逆転可能な機種が豊富です。



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パチンコの悪い偏りに関するよくある質問
ここでは、パチンコの悪い偏りについて、よく聞かれる質問を解説します。
どうしてパチンコは悪い方に偏ってしまうのですか?
原因は色々ありますが、パチンコに負けてしまうと悪い偏りの記憶が残りやすくなります。
実際には良い偏りも存在していますので、良い偏りを認識することも重要です。
パチンコの悪い偏りを避けるにはどうしたら良いですか?
悪い偏りに負けないようにするには、しっかり回る台を打つなど工夫が必要になります。
ボーダーラインの回転数にも達してないのに、悪い偏りのせいにしていると勝つのは難しいでしょう。
パチンコに良い偏りは存在するのですか?
はい、悪い偏りと同じように良い偏りは存在します。
よっぽど良い偏りじゃないと良い偏りだと認識しないプレイヤーが多いので、偏りの見極めはとても重要です。
パチンコの偏りは見極めがとても重要!考え方を改めれば解決することも!
ここまで、パチンコの偏りについて解説しました。
パチンコの偏りについてまとめると、以下となります。
- パチンコには悪い偏りが存在するが、同時に良い偏りも存在する
- 負けた原因を全て悪い偏りのせいにしていると、パチンコで勝つのは難しい
- 悪い偏りは起きてしまうことなので、しっかり回る台を打つことが重要



パチンコには偏りは付き物なので、偏りを味方につけて勝利を目指しましょう!