スポーツへの知識とベットの戦略を駆使し、結果を予想するエキサイティングなゲーム”スポーツベット”。
勝敗予想や得点差、「はい/いいえ」の二択から選ぶものなど、賭け方は様々です。
この記事では、スポーツベットを行う上で重要な「ハンディキャップ」について解説します。
少し複雑ですが、理解すれば観戦をより楽しく、そして賭ける上での大きな力になるでしょう。
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スポーツベットのハンディキャップとは？
スポーツベットにおけるハンディキャップとは、競技の結果に対してあらかじめ設定されるハンデのことを指します。
上記が、野球における実際の画面です。
黄色くなっている部分では、日本ハムに＋1.5点、千葉ロッテマリーンズが-1.5点のハンディキャップがつきます。
そのため、千葉ロッテに賭けて1点差で勝ったとしても、ハンディキャップによりマイナスされるため、勝ちとはならないということです。
ハンディキャップが与える影響とは？
ハンディキャップがあることによって、スポーツベットに与える影響は、大きく分けて２つあります。
1つ目は、実力差の調整です。
通常のベットであれば、勝率が高いチームはオッズが低く、勝率が低いチームは高く設定されます。
しかし、ハンディキャップがあることにより、実力が低いチームや選手にハンデを与えることで、オッズを高く設定されたまま、高確率で配当を狙うことができます。
2つ目は、スポーツベットの魅力向上です。
ハンディキャップがない場合、単に勝者がどちらかを選ぶ勝負になります。
ハンディキャップでは、実力が上の者のスコアをマイナスに、弱い者のスコアが加算されるので、それも含めて予想せねばなりません。
単に勝者を選ぶ以上の深い分析を必要とし、ベットする側にも詳細な知識と戦略を求めるため、試合観戦がより魅力的なものになります。
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スポーツベットにおけるハンディキャップの種類
ハンディキャップには、
- ヨーロピアンハンディキャップ
- アジアンハンディキャップ
- 各スポーツ特有のハンディキャップ
の3種類があります。
すべてまとめて、ハンディキャップと呼ばれますが、分かりやすくするために区別されています。
ヨーロピアンハンディキャップ
1つ目は、ヨーロピアンハンディキャップです。
別名、「3way Handicap」とも呼ばれます。
サッカーやラグビーなどで多く見られる、ハンディキャップです。
ハンデが計算されることを前提に、
- 試合結果がホームチームの勝利
- 引き分け
- アウェイチームの勝利
の3つの中から予想できます。
大きな特徴として、「ハンデ値は整数」ということが挙げられるでしょう。
アジアンハンディキャップの場合、0.5単位でハンデ値が設定されます。
しかし、ヨーロピアンハンディキャップの場合は、上記のように、－1、1といった賭け方を行います。
アジアンハンディキャップ
2つ目は、サッカーの試合でよく用いられる、アジアンハンディキャップです。
この方式では、試合の勝敗を予想する際に、あらかじめ決められた点数（ハンディキャップ）が与えられます。
そのため、上記の画像のように、「ホーム勝利」か「アウェイ勝利」の2択から、賭けることが可能です。
アジアンハンディキャップは、0.5単位で計算します。
0.5や1.5で賭けると、必ず勝敗が決まります。
2や－2などのハンデを用いて賭けた場合、引き分けになることがあるのです。
その場合、ドローになりますが、全額返金されるので安心してベットしてください。
各スポーツ特有のハンディキャップ（バスケ・野球・サッカー）
ここでは、バスケ・野球・サッカーのメジャースポーツをご紹介します。
バスケのハンディキャップは、他のスポーツより大きいハンデが与えられることがあり、名称も「ポイントスプレッド」とされることがあります。
サッカーなどと比べれば一目瞭然ですが、バスケは頻繁に得点が入るスポーツです。
そのため、ハンディキャップも、－7.5といった大胆な予想も可能です。
野球のハンディキャップは、「ランライン」と呼ばれています。
ランラインは、常に±1.5で固定されています。
そのため、基本的に－1.5点のチームに賭けて1点差で勝利しても、負けるということです。
サッカーは、これらのスポーツと違い得点の入りづらいスポーツです。
そのため、慎重にベットするようにしましょう。
ハンディキャップが適用されるスポーツ｜バスケ・野球・サッカー
スポーツベットのハンディキャップは、すべてのスポーツに適用されるわけではありません。
各スポーツベットサイトによって違う場合もありますので、お使いのブックメーカーで確認してみてください。
適用されるスポーツ
ハンディキャップベットは、様々なスポーツで利用可能です。
具体的には、以下のようなスポーツがあります。
- バスケットボール
- アメリカンフットボール（アメフト）
- サッカー
- 野球
- テニス
- ラグビー
- バレーボール
- ハンドボール
- アイスホッケー
- 卓球
基本的には、初心者でも判断できる「明確なスコア」が存在しているものに、ハンディキャップが適用されることがわかります。
適用されないスポーツ
水泳やボクシングなどが、適用されないスポーツとして有名です。
他にも、ゴルフなどが一例となります。
ゴルフでは、ハンディキャップシステムが独自に存在しているのです。
具体的には、「ハンディキャップインデックス」という数値が、各プレーヤーに割り当てられています。
年齢や性別、実力が考慮され、技量が異なるプレイヤー達が平等に競い合えることを、目的としたシステムです。
そのため、スポーツベットにおけるハンディキャップは必要ないという判断で、用意されていません。
ボクシングなども、階級によって分けられているので、公平性が保たれています。
元々のスポーツに制度が設けられていたりすると、ハンディキャップを使った賭けができないようになっています。
スポーツベットにおけるハンディキャップベットを使った戦略
実際に、ハンディキャップベットを使ったいくつかの例をみてみましょう。
サッカーの試合でハンディキャップを使った例（ケース１）
この試合では、J1リーグ首位の町田ゼルビアが有利とされています。
ホームの湘南ベルマーレに＋0.5、アウェー町田ゼルビアに－0.5のハンデが、設けられています。
町田は快進撃を続けており、直近2試合で5得点かつ無失点です。
－0.5点されたとしても、町田の勝利を予想します。
結果、2-0で町田が勝利したとしましょう。
となると、町田が－0.5点され、結果は「0対1.5」で町田の勝利です。
あなたは、2.06倍の配当金を得られるわけです。
サッカーの試合でハンディキャップを使った例（ケース2）
同じくサッカーの試合で、もう1試合見てみましょう。
こちらは、プレミアリーグの試合です。
アーセナルはリーグ4連勝、一方でマンチェスターユナイテッドは奮わないシーズンとなっています。
しかし、ユナイテッドのホームなので、1点差以上の点差はつかないと予想します。
なので、+ 1.5されるユナイテッドに賭けました。
結果、アーセナルが「0対1」で勝利してしまいました。
ですが、ハンディキャップで、ユナイテッドに1.5点加算されます。
「1.5対1」で賭けは勝利し、1.85倍の配当を得られるわけです。
バスケの試合でハンディキャップを使った例
ここでは、バスケで賭けてみましょう。
これまでと違い、少しハンデの数値が大きいですが、考え方は基本的に変わりません。
宇都宮は現在首位で、4月末の試合では千葉ジェッツ相手に2連勝しています。
そのため、－9.5されても宇都宮の勝利を予想します。
結果「100対89」で、宇都宮が勝利しました。
ここから、－9.5されても結果は変わらないので、賭けは勝利し1.85倍の配当を得られました。
スポーツベットにおけるハンディキャップの注意点
多くのメリットや、エンターテイメント性をもたらしてくれるハンディキャップですが、注意点もあります。
試合中に賭けた場合
スポーツベットは、試合中にも賭ける（ライブベット）することができます。
試合が進行するにつれ、オッズが変動します。
そのため、試合の傾向やどちらが有利かを判断した上で、賭けることが可能です。
しかし、賭けた時点までのスコアは反映されません。
ベットを行った瞬間からの、試合結果が対象ということです。
たとえば、2-0で勝ってる時点で勝者側にベットしたとしましょう。
そこから、敗者側が1点だけ返し、2-1で勝者側が勝ったとしても賭けは成功ではありません。
なぜなら、賭けた時点からの試合だけ見れば、0-1で敗者側の勝利と判断されるからです。
オッズ＝勝率ではない
初心者の方で勘違いしてしまうことがありますが、スポーツベットにおける「オッズ」と「勝率」は、まったく異なる確立を現しています。
オッズとは、ブックメーカーが提供する配当金の倍率を示すものです。
たとえば、オッズが2倍のものに100円を賭けたとしましょう。
勝った際には、200円が返ってきます。
この数値が、実際に起こる確率を表しているわけではないということです。
一方、勝率は対象となる人物やチームの勝利が、実際に起こる確率を表しています。
スポーツベットを行っているとオッズが低い程、そのチームの勝率が高いと錯覚してしまいます。
実際の勝率を表しているわけではないことを、頭に入れておきましょう。
まとめ：スポーツベットのハンディキャップとは？
ここまで、スポーツベットのハンディキャップについて解説しました。
通常の遊び方はただの勝敗や、スコアについて予想するものですが、ハンディキャップがあることで一癖加えることができます。
ハンデがあるうえでの予想を求められるので、どちらかといえば上級者向けの賭け方といえるでしょう。
スポーツベットに慣れてきた方、そのスポーツについて通じている方、もっと高配当を得たい方などにおすすめです。
ハンディキャップを使って、スポーツベットをさらに楽しんでいきましょう。
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